サービスの3要素 スピン、コース、スピード

　先回お見せしたサービスの回転ですが、画像が小さく見にくいようですので、ここのサービスを大きく見せます。
　そしてサービスのボールの回転についてもう少し詳しくお話しましょう。

　　フラットサーブのイメージです。余裕がある時にしか打ちません。インパクトでは面は相手に向いて垂直になっていますが、ラケットフェースのエッジから出て、フラットに当たります。プロネ－ション、回内と言いますが、ラケットを一度ダウンさせれば、自然と出来てきます。肩を回す、この言葉がそれです。

サービスの全体像
　１：ファース、セカンドの違い　紹介済み
　２：打ち方の違い　　　　　　　紹介済み
　３：回転の違い　　　　　　　　先回と今回で
　４：コースの違い
　５：ダブルスとシングルスの違い

スライスサーブの打点とボールの回転です。良く言われるようなりんごの皮むきのようなちょん切りではなく、スピードも生かしたスライスです。このサービスを基本とすると女性は楽ですよ。

　サービスの3要素、何でしょうか。
　１：コース、２：スピード、３：スピン（回転）ですね。
　これがビッグサーバーになると、スピード、コース、スピンとなるでしょうか。
　皆さんの場合は、安定性を考えるのであれば、スピン、コース、そこからスピードでしょう。
　回転をかけると、特に下から上に振り抜いてトップスピンをかけることで、サービスの安定性は抜群に高くなります。回転が安定性の要素なんです。
　その分、スピードが落ちますが、ポイントをとることを考えたら、どちらがよいか皆さんで判断してください。

トップスピンサーブ　2ndサービスに最高です。高い弾道で、跳ねて弾みますから。相手のバックを狙うのが基本です。少しジャンプ感覚で打ちます。

　サービスの練習を、レッスンをしながら観察していると、ほとんどの方が、思い切り打ってのストレス解消の練習をされています。
　これが試合に出ている方ですと、1stサ－ブ、2ndサービスの意識がしっかりあり、コースも狙っています。
　例えば、1stサ－ブをミスすると、次は2ndサービスですから、スピードとスピンを調整して、安定性を高めます。ところが試合の予定のない方ですと、思い切り打って入るまでやります。入ると喜ぶのですが、試合を考えたら、何本ポイントをミスしたか考えると、恐ろしいことです。

　1stサ－ブは自信のあるコースを、得意の回転で振り抜きましょう。
　2ndサービスは回転を多くして、できたら同じ打ち方がいいですね。ファーストとセカンドを近いイーメールにしておけば、練習の時に少ない時間で済みます。

ところがほとんどの方が、ファーストサーブは思い切り、2ndサービスデビビって入れに行く。
2種類のサービスを打っています。と言う事は、2種類のサービスの練習をしなくてはいけなくなるんです。

キックサービス：サーブアンドボレーヤーには最高ですね。跳ねて、しかも相手のバック側に逃げていきますから。
練習には、腹筋、背筋のトレーニングも必要です。

今日のまとめ
　１：サービスの3要素　スピン、コース、スピード
　２：１ｓｔ、２nd を近づけよう。
　３：回転で2ndサービスを調整。ポイントは膝、足首の曲げ伸ばし。
さあ、ロランギャロを見ながら、サービスのイメージを高めましょう。