« トップスピン フィーリング | トップページ | バックハンド フリスビー »

2007年5月 3日 (木)

ストローク 円盤投げ

 テニスのショットと、身体の使い方、筋肉のどこを使っているか。図を見ると良く分かりますよね。
サービスの槍投げ、ローボレーのフェンシング、ではフォアハンドストロークはどんなスポーツなんでしょうか?

Fs_grip_muscle_mid
 それは円盤投げです。身体の上下の軸を使って、スウィングします。
最初に思い切り良く捻っておく事で、その捻りを戻す感じでラケットヘッドを振り出します。
円盤投げは、遠くへ、より遠くへ、が目標ですから、捻り戻しと言うよりは捻り、さらに捻り返す感じになりますが、テニスのフォアハンドストロークでは、次の準備もありますから(円盤投げは投げっぱなしですから、次を考える必要はありません)、元のレディポジションに戻ることを考えてください。
 テニスのフォアハンドストロークは、近年、ますますグリップが厚くなり、トップスピンを多くかけ、高い打点で打つようになっています。
 しかし、テニスの歴史を振り返って見ると、これが最高の、持ち方はありません。トップスピンが流行れば対抗してスライスになり、ストローク全盛かと思えば、対抗して、必ずサーブ&ボレーヤーが復活します。
 このイラストでは、薄いグリップの代表として、サーブ&ボレーヤーのT・ヘンマン。現在一番オーソドックスな持ち方としてR.フェデラーのセミウエスタン。
 そして厚さの代表として、A.モーレスモのウエスタングリップでのインパクトを紹介します。
 円盤投げに一番近いのは、そう、A.モーレスモですね。
Photo_34
 グリップが厚くなればなるほど、上体が先に捻り戻され、ラケットヘッドが遅れて出てきます。その分ラケットヘッドが走っている訳ですね。
 筋肉の動きの参考として、ギリシャ彫刻の最高峰、ミュロンの円盤投げを紹介します。



|

« トップスピン フィーリング | トップページ | バックハンド フリスビー »

ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事

スポーツ」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

育児」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

テニス」カテゴリの記事

コメント

円盤投げとストローク、余りイメージが共有しないのですが?
野球の方が、バッティングの両手打ちですね

投稿: デスクマン | 2007年5月 7日 (月) 20時15分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ストローク 円盤投げ:

« トップスピン フィーリング | トップページ | バックハンド フリスビー »