サービスの基本 見本となる選手

　もうじきロランギャロ、クレーコートの祭典が始まります。
　日本では、女子の、杉山　愛、森上亜希子、中村藍子３戦がシングルス、ダブルスで出場します。
　WOWOWで放映されます。応援よろしくお願いします。
　速報版は、http://moon.sports.coocan.jp/の最初の日誌のページに日本で一番早い速報版を出します。
　２週間睡眠時間が減りますが、頑張ります。

さて今日殻少し、サービスの上達のコツを

　サービスの練習では、槍投げの選手の使う筋肉と同じ、お話しました。良いサービスを打つためのポイントを解説しましょう。
１：サービスは∞スウィングで全身運動
２：下から上にに振り抜く感覚を　キーポイントは膝の曲げ伸ばし
３：見本の選手を見つけよう

　いろいろなサービスがあります。月さん流に分類してみましょう。
１：サービスは∞スウィングで全身運動
僕の好きなプレーヤー　S.グロージャンのサービスの全体像です。∞スウィングが見えます
動画解析ソフトＭＶＰ2000で解析しました。

サービスは次のように考えるといいでしょう
１：ファース、セカンドの違い
　２：打ち方の違い
　３：回転の違い
　４：コースの違い
　５：ダブルスとシングルスの違い
　皆さんサービスが２本打てると安心していませんか？　単純に。その２本を有効に利用するのが賢いプレーヤーです。

２：下から上にに振り抜く感覚を　キーポイントは膝の曲げ伸ばし

　サービスの名手、ビッグサーバーT.デントの有明での練習を、横から。
　ボールの弾道まで見えるでしょう。彼らの身長でも、叩き込んではいません。
　ましてやわれわれの身長では、下から上に、がサービスの原則です。
　安定した2ndサービスを持って、ファーストサーブを攻めるか。
ファースト、セカンドに差をつけないで、両方でそこそこ攻撃していくか。
　皆さん、ファーストサーブを思い切って打って、セカンドサーブでプレッシャーがかかっていませんか？
ファーストサーブを打つ前は、意気揚々、「絶対にエース」と、気持ちは高揚していても、サービスはそれほど簡単には入ってくれません。ファーストサーブをミスって、プレッシャーがかかる、良くあることです。
　キーポイントは膝です。
　サービスは打ち上げ動作と思ってください。下から上に振り抜く。こうして順回転をかけることで、山なりの弾道となり、相手コートに入ります。

やはり僕の見本となっているＴ・ヘンマンのサービスです。イラスト分かりやすいでしょう。
　相手コートに突き刺さるとは言いませんが、コースをしっかりついていれば、そうは、簡単に逆襲されることはありません。
３：見本の選手を見つけよう
　トッププレーヤーのサービスエースを狙うのではなく、現実的なサービスを。そのためには、身長、体型、プレースタイル、グリップの同じ選手を探して、まねすることです。
　僕は、Ｔ・ヘンマン、S.グロージャン選手ですね。
　無理のない、効率のよい体の使い方を教えてくれます。

　今日のご教訓
１：サービスは∞スウィングで全身運動
２：下から上にに振り抜く感覚を　キーポイントは膝の曲げ伸ばし
３：見本の選手を見つけよう