コートを分割して システム5
子育ての話が続きましたが、テニスに話を戻しましょう。
今日の話のポイント
1:自分の打つゾーンを理解しよう
2:攻めるか、守るかの判断を
3:出来るだけ、前に詰めることを考える
★☆★ システム5でレベルアップ ★☆★
テニスの全体像をつかむには。
アメリカのテニス指導者にニックボロテリ氏がいます。
M.シャラポワ、A.アガシを育てた有名なコーチですね。
彼のテニスアカデミィーは、日本からの有望な新人を育てているスクールでもあります。
錦織選手もここで練習しています。
東京スポーツ&レクリエーション専門学校のテニスインストラクター科の講師をしてた頃、
ニックの学校と提携している関係で、資料を良く読ませてもらいました。
彼の著作にシステム5があります。本も訳されています。
テニスの全体像を5段描きに分けて考える、画期的なものです。
例えば、テニスコートを浅い深いで5段階のゾーンに分けます。その場所で打つボールの意味を表します。
zone1:ネットに近いところ 絶対に決める
zone2:サービスライン周辺 決めに出る
zone3:ベースライン手前 つなぐが、攻めの意識
zone4:ベースライン後方 つなぐが、守りの意識
zone5:ベースライン最下方 時間を稼いで守る
日本のコートでは、ここまである正式なコートは少ないので、余り考える必要は無いでしょう。
S.ブルゲラ(懐かしいですね)、R.ナダル専用の場所 R.ナダルはここからも攻撃を仕掛けます。
この考え方をしっかり理解すると、テニスのプレーがより見えてきます。
自分のいる場所と、打つべきショットを、はっきりと示唆してくれるからです。
zone1はダブルスサービス側のボレーヤーの場所ですね。そうです、役割は決めです。
zone2:はダブルスのレシーブ側のボレーヤーの場所。
ここで1本しのいで、前に詰めて、決めに入ります。
zone3:ベースライン手前ですが、トッププレーヤーはここなら完全に攻撃の場所です。
トップランカーは軽くエースを決めてきます。
でも一般プレーヤーではベースライン手前は、攻撃の場所ではなく、つなげる場所でしょう。
その辺の自覚を、個人、個人で持つことが大事です。
zone4:ここにいたら左右に動かされてしまいます。
トッププレーヤーならまだエースを狙える余裕がありますね。
zone5:トッププレーヤーでもロブでしのぐ場所です。
M.シャラポワのサービス、トロフィーポジションが良く見えますね。
このゾーンは?
そうです。ゾーン4ですね。このままここにいたら、守りになりますが、
打って、サーブ&ボレーで行くのがゾーンを有利にする一番簡単なやり方です。
打って下がれば、完全に守りになります。
さあ、どうしますか?
今日の御教訓
1:ゾーンの考えを活用せよ
2:自分のゾーンを把握せよ
3:サービス、レシーブの次ゾーンを決めておけ
最後まで読んでいただいて、有り難うございました。
次の配信をお待ちください。システム5を続けます
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
おはようございます(^○^)♪ 最近のR.ナダルの強さ、D.ティエム、ズベレフの活躍を見ると、ゾーンの戦いが良く見えます。我ながら、この頃から紹介しているんですね。
投稿: 月さん | 2017年6月18日 (日) 06時38分
M.シャラポワの時は違いましたが、
有明で、R.フェデラーの試合のラインズマンをやっていました。
彼ははマナーいいですよ。
悪いのがR.ジネプリ
投稿: ラインズマン | 2007年8月15日 (水) 21時52分
専門学校でシステム5習いました。
この考え方いいですよね。分かりやすいです。
投稿: Mrゾーン | 2007年8月15日 (水) 13時06分