« 子供は自由に遊ばせる | トップページ | コートを立体的に使う »

2007年8月21日 (火)

システム5でポジションの意識を

★☆★  システム5で攻守の切り替えを ★☆★
じゃらんnet

テニスの話からスキーに話がそれて申し訳ありません。
もう一度テニスに話を戻しましょう
皆さん、システム5ってご存知ですか?
Rg_court_mid

テニス、面白いですね。
いろいろな考え方がありますが、
 1:ボールの打ち合い勝負
 2:ひらめきと戦略
 3:体力勝負

 陣取りゲーム、こんな考え方はいかがでしょうか。
 例えば、テニスコートを浅い深いで5段階のゾーンに分けます。
 ゾーンはその場所で打つボールの意味を表します。

 zone1:ネットに近いところ   俊敏に。絶対に決める
 zone2:サービスライン周辺   前進! 決めに出る
 zone3:ベースライン手前    つなぐが、攻めの意識 仕掛けろ
 zone4:ベースライン後方    準備しろ! つなぐが、守りの意識
 zone5:ベースライン最下方   危ないぞ! 時間を稼いで守る  

  日本のコートでは、ここまである正式なコートは少ないので、余り考える必要は無いでしょう。
 S.ブルゲラ(懐かしいですね)、R.ナダル専用の場所 R.ナダルはここからも攻撃を仕掛けます。
 この考え方をしっかり理解すると、テニスのプレーがより見えてきます。
 自分のいる場所と、打つべきショットを、はっきりと示唆してくれるからです。

 もう一度ゾーンの意識を確認しましょう。ゾーンは1-5まであり、1が決めるポジション、5は完全に守るポジションとなります。
 今自分が何処にいるかを常に把握してください。相手の位置も同時に把握します。その時に自分の実力、相手の実力も加味してください。
 上手な方はゾーン3のラリー的なポジションが攻めで使えますが、守備的なプレーヤーでは、つなげる、守る意識が強くなります。

 システム5のことを知ると、ポジションが良くなります。
 今皆さんがいる場所がどんなショットを打てばよいかを、自動的に決めてくれます。
 どんなショットを打つかを判断する、その迷いがマイナス要因になります。

 もちろん試合中は臨機応変の連続、ですから対応力も大事ですが、
システム5に乗っ取りショットを選択すれば、考えなくても、自動運転で試合を続けることが出来ます。
System5


もう一度システム5のコートの縦のゾーンを確認しておきましょう、
 zone1はダブルスサービス側のボレーヤーの場所ですね。そうです、役割は決めです。
 zone2:はダブルスのレシーブ側のボレーヤーの場所。
 ここで1本しのいで、前に詰めて、決めに入ります。
 zone3:ベースライン手前ですが、トッププレーヤーはここなら完全に攻撃の場所です。
 トップランカーは軽くエースを決めてきます。
 でも一般プレーヤーではベースライン手前は、攻撃の場所ではなく、つなげる場所でしょう。
 その辺の自覚を、個人、個人で持つことが大事です。
 zone4:ここにいたら左右に動かされてしまいます。
 トッププレーヤーならまだエースを狙える余裕がありますね。
 zone5:トッププレーヤーでもロブでしのぐ場所です。
 さらにシステム5が素晴らしいのは、ゾーンに応じてテイクバックの大きさを決めてくれることです。
 テイクバックも、フォロースルーも5段階に分けます。
 ゾーン5、(日本のコートではこんなに下がれるのは有明のセンターコートなど正式な試合が出来るところだけです)にいる時は、テイクバックも5まで引いて良いんです。

 逆に攻められているし、時間的な余裕がありますから、大きなテイクバックでよいでしょう。
 フォロースルーは基本的には、いつも大きく振り抜く事を意識してください。
 これがゾーン4,3になると、時間的余裕がなくなりますから、どうしますか?
System5_bs_mid

 テイクバックを小さくします。良い例が速いサービスを打つ相手の場合のリターンです。
 テイクバックは最小限にして、フォロースルーはしっかり振り抜きます。
 テイクバックの一番小さい例は、何でしょうか?

 ボレーですね。
 体の横までしか引きません。テイクバックを小さくしますが、フォロースルーはしっかりとります。
 ボレーについては又、話します。

 テイクバックもフォロースルーも大きく出来るショットがあります。いえいえい大きくしなくてはなりません。
 それはサービスです。
 サービスは自分のタイミングで打ちます。ですから大きくラケットを動かしましょう。


最後まで読んでいただいて、有り難うございました。
次の配信をお楽しみに!

|

« 子供は自由に遊ばせる | トップページ | コートを立体的に使う »

ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事

スポーツ」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

テニス」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。システム5と言うか、テニスコートの活用法、大事ですね。今度まとめます。楽しみにお待ちください。

投稿: 月さん | 2015年6月 8日 (月) 08時42分

生徒Aさん、コメント有り難うございます。
システム5で教える。専門学校でやっていてくれると良いのですが。僕が居る時はやっていましたが。
僕が教えますよ。
グッドアイデアですから。

投稿: 月さん | 2012年3月 7日 (水) 08時22分

システムマンさん、おはようございます。
システム5の本。立派な装丁で、分かりやすかったのですが。いまは打っていないようです。
ニック.ボロテリーのところで作って、いました。チェックしてみます。

投稿: 月さん | 2012年3月 7日 (水) 08時21分

おはようございます。
これがシステム5なんですね。
教えているところはありますか?

投稿: 生徒A | 2012年3月 6日 (火) 08時46分

テニスをこうしてシステマチックに考える
いいですね。この本は売ってはいないのですか?
よろしかったら紹介してください。
よろしくお願いします。

投稿: システムマン | 2007年8月23日 (木) 16時41分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: システム5でポジションの意識を:

« 子供は自由に遊ばせる | トップページ | コートを立体的に使う »