ジョコビッチ ポトロを振り切る力 トップと一般、戦略の違い

少ないチャンスを　確実に活かせる実力

　一般プレーヤーは自滅を減らせ
　トップは決めに行く　　この大きな違いを知って欲しい。

　前日、日没で1オールで翌日に、Ｎ.ジョコビッチ良Ｊ.Ｄ.ポトロ
　誰もが接戦を期待したはず。

　テレビを見ていた人は、Ｊ.Ｄ.ポトロが押している、フルセットくらいの予想をしたと思う。
　そこを振り切るＮ.ジョコビッチの底力。

　Ｎ.ジョコビッチ　Ｊ.Ｄ.ポトロを振り切る。

　終わってみれば、6-3 3-6 6-3 6-2.

その試合をデータで振り返ってみたい。

　数少ないチャンスを、どう活かすか。
　これがお互いに随所に出ていた。
　ラリーは続く、
　メリハリがある。
　攻守がはっきりしている。

　非常に面白い試合だった。
　　第2セットたったの1チャンスを活かしたJ.D.ポトロ

　　第3セットはその逆にN.ジョコビッチ

　これがトップの試合だ。

　今日の御教訓は試合で上位に行くためのもの。
　　一般プレーヤーだったら、ミス、自滅を減らすことがベストの作戦になる。
　　この事に気づかず、エース狙いで、自滅するケースが多くなる。
　エースを決めたい、
　ギャンブルと同じで1回決まると、5回分のミスを忘れてしまう。
　これがギャンブルにはまって抜け出せなくなる、
　テニス、一般プレーヤーに多い傾向だ。

　第3セット　2-2　2度のブレークチャンスをものに出にかなったＪ.Ｄ.ポトロ
　そのままＮ.ジョコビッチが押しきってしまった。

　1チャンスを見逃さない、その凄さがＮ.ジョコビッチにはある。
　当日の練習を非公開にしているとか。
　それだけの執念がうかがえる。
　バックに来たクロスをダウンザラインに決め返す練習を繰り返していたとか。

　Ｊ.Ｄ.ポトロ曰く。
　「自分の調子は良かった。あそこで自分がポイントを取れなかっのを、彼は見逃さない」
　「実力って言うのはそんなもんさ」
　とさばさば。

　Ｎ.ジョコビッチが凄いのは、
　相手の逆を突く、ワンテンポ遅らせたショット。
　相手は、完全に逆に動こうとしている。
　その0.1秒を使える上手さが完全に備わっている。

　それと長身から繰り出す210キロのサービスを
　安定してリターンできる、リターン力
　Ｎ.ジョコビッチのリターン力　　　動体視力が良いのだろう。
　フカす事はまずない。

　Ｒ.フェデラーは最近フカすことが多い　気がする。

　ただし、今回のロランギャロは集中力を保っている。
　　
　インパクトに向けての集中力だろう。
　Ｎ.ジョコビッチはサービス前のボール付きがルーティーン
　　
　Ｎ.ジョコビッチのルーティーン　　　以前は20回以上やっていたが、最近は減ってきている
　そう努めているのだろう。
　しかし、ピンチでは知らずに回数が増えている。

　ルーティーンがまさに当てはまっている例だ。

　これが彼の攻撃パターンを支えている。

　Ｒ.ナダル、Ｒ.フェデラーは普通の様に使うが。

　Ｒ.ナダルやっと完勝で4ラウンドへ

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　今日の御教訓
　　１：トップではチャンスは少ない

　２：チャンスをゲットする集中力

　３：ミスは引きずらない

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