伊達選手の大奮闘をエッセイで語る V.ウィリアムス戦 テニス徒然草番外編
クルム伊達 V.ウィリアムス相手に大健闘
テニスの試合のデータを紹介しようと思っていた。
そうしたら試合の流れとデータが余りにも面白いので、
エッセー風に
月さんの好き勝手で申し訳ありませんが、それもブログの良い所と思って、
この試行錯誤が楽しいんです。
あのV.ウィリアムスをして、
「疲れた、」
「ストレスがたまった」と
セットごとに解説。
強い選手との
戦い方の参考にして欲しい。
強くあるべきは 心 なのだ。
第1セット クルム伊達の7-6スリリングな試合
V.ウィリアムスはクルム伊達のタイミングに全く合わない。
いきなりブレークして3-0、
そして5-1までリードを広げる。
ここからビーナス大逆襲して 5ゲーム連取する。
流れは完全にビーナス。
ここからクルム伊達が踏んばって
タイブレーク
タイブレークももつれた6-3とセットポイントを握るが
再び逆襲される。
さすが元王者。
V.ウィリアムスに対して、先に振らない作戦に出た。
深くセンターにボールを集める。
V.ウィリアムスに先に振られないためだ。
そしてビーナスのボールが浅くなった時に
得意の高い打点の角度を付けたボールを打つ。
やっとのことでタイブレークを制する。
第1セットコメント
サービス力はヴィーナスが安定
1stサ-ビスはヴィーナス圧倒している。190キロだ。
0.7秒で飛んでくるが、クルム伊達は落ち着いて合わせる。
素晴らしい反射能力。
しかし2ndサービス、クルム伊達の攻めもありビーナスが抑えた
伊達が2ndは攻めている。
攻める気持ちが常にある証拠だ。
伊達の攻撃力は素晴らしい。
速くはない、しかし展開が早い。
ラリーでは伊達
攻撃指数で上回る
レシーブで伊達、これぞ伊達のゲーム
第2セット 6-3でV.ウィリアムス
怒りのV.ウィリアムスの190キロ大のサービスが唸りを上げる。
怒涛のサービス力だ。
しかし1stはヴィーナスが抑えるが、
2ndは伊達が上回る。
サービス力の総合ではヴィーナス
ヴィーナスらしさ発揮してきたので、クルム伊達は防戦に回らざるを得ない
ヴィーナスを生き返らせてしまった。吹き返す
それまで決まっていたクルム伊達のドロップボレーが決まらない。
ネットを抑えられた。
ドロップボレーを読まれて拾われ、パッシングショットが抜ける場面が何度も
V.ウィリアムスのエースが襲来
しかし、凄いのはクルム伊達の精神力
普通、これだけ早いサービスから組み立てられて攻められたら、
ベースラインよりも下がる。
決してベースラインから下がらず、速いテンポで仕掛ける
クルム伊達の思いはこうだ。
「自分のライジングを活かすには、前に立ちボールの上がりはなを叩く」
「浅いボールが来たらアプローチショットでネットに詰める」
「プレッシャーを先にかける」
このセットネットプレーを、V.ウィリアムスのパッシングショットが無情にも左右に抜け始める。
簡単にV.ウィリアムスがセットを奪う。
流れをつかんでしまったか
第3セット 8-6 V.ウィリアムス
第2セットで流れをつかみ、一気に行くかと思った。
V.ウィリアムスが先にブレーク。
しかし、クルム伊達の低い弾道のボールに合わない、
ネットミスが多い
ボールが持ち上がらないのだ。
ウィンブルドン向きのボール、それがクルム伊達のライジング
ウィナーは僅差
攻撃指数でヴィーナスが
レシーブでヴィーナス
しかし、驚くなかれ、伊達少ないチャンス暗いつく
ネットプレーの決まる率がイーブンになってしまったのが痛い。
V.ウィリアムスもさすが元王者、
実はネットプレーを封じるには自分が先に詰める事。
これが鉄則なのだ。
第3セット、ポイントの差が20%
この差で6-8と競るのは珍しい。
要所、要所をクルム伊達が抑えていた事を示す。
強い選手とプレーする時の戦い方をクルム伊達が示してくれた。
少ないチャンスでは畳みかける。
決して引かない事だ。
流れは完全にV.ウィリアムスに動いたか。
誰もがそう思う。
そこからクルム伊達が追い付く
V.ウィリアムスは本当にしつこくて嫌だったと思う。
しかしサービスゲームを完全に制覇したV.ウィリアムスの勝利
クルム伊達は今年辛い試合が多い。
上のシードの選手との対戦が多かった。
これが粘りに通じている。
試合にタラ・レバはないけれど
V.ウィリアムスのマッチポイントで
3回粘れたら、逆転のチャンスがあったと思う。
それだけ、クルム伊達はV.ウィリアムスを追い詰めていた。
クルム伊達が教える
今日の御教訓
強い相手との 戦い方 2
1:センターにボールを集める
2:浅いボールが来たら振る
3:積極的にネットに出る
ボール出しマニュアル
練習メニュー 作るのを手伝いますよ。
テニス部の練習に便利ですよ。
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最後まで読んでいただいて、有り難うございました。
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コメント
スターウオーズ、のダスベーダーさん。あの映画面白かったですね。
ストーリーがどんでん返しで、驚きの連続。
ヨーダのフォース、これってインナーゲームなんですよね。
自然に任せろ、です。
投稿: 月さん | 2011年6月27日 (月) 08時30分
おはようございます。まさかテニスのブログにヨーダが出てくるとは。
そうかフォースか。フォースを感じろ。
それがテニスで言いたい事。
そのヨーダ。
投稿: ダースベーダー | 2011年6月24日 (金) 08時57分
おはようございます(^○^)♪
生徒Aさん。伊達選手の試合を整理していたら、
さすがに凄いなあと思って、
皆さんに伝えたい部分が一杯あったので、
一気に書き上げました。
久しぶりに筆が走って、気持ちがいいです。
応援有り難うございます。
投稿: 月さん | 2011年6月24日 (金) 05時31分
さすが、お疲れ様。
ここまで書くと大変でしょう。
内容がありました。
有り難うございます。
投稿: 生徒A | 2011年6月23日 (木) 18時36分