« ナダル マレーを下し決勝へ ジョコビッチと因縁の対決 | トップページ | USオープン ファイナル 実況速報 ジョコビッチ2-1 »

2011年9月13日 (火)

ジョコビッチ トップだからできるギャンブルで 全仏の借りを返す

全仏の借りを返したN.ジョコビッチ

 USオープン 男子シングルスにはドラマが待っていた。
 まさの今年のN.ジョコビッチを想像させる、ノバック劇場
 ご案内しよう。データと試合の流れ。

Saynovacfederer


 今日のドラマは、まさにトッププレーヤーの技。
 そこを理解して、参考にしよう。
 一般プレーヤーが真似をしたら、グシャグシャになってしまう。
 取り扱いには、十分なご注意を。


勝利には連続ポイントが必要
 勝利の法則 シングルス編
 

 ダブルス編
 

ハイリスクハイリターン
Sayingrisknormalplayertop


 「インだったなら、インだったということ。」とジョコビッチ。
 「それはリスク。昨年も似たようなシチュエーションで。
 彼に2本のマッチポイントがあり、できるだけ強くフォアハンドを叩いた」
 「ギャンブルのようなもの。」
 「アウトになったら負け。入ったならチャンスが生まれた。今日はラッキー。」

 この土壇場でブレークバックに成功したジョコビッチは
 勢いに乗ると4ゲームを連取、逆転に成功した。

 昨年に続きマッチポイントを握りながら逆転を許したフェデラー。
 「ジョコビッチは何も失うもののない状態から
 ベストパフォーマンスを発揮する選手」と評した。

 今季は2敗しかしていないジョコビッチ、
 そのうちの1敗は全仏オープン準決勝でフェデラーに喫したものであり、
 

 この日の勝利でそのリベンジを果たしたことにもなる。

 テニスの連勝記録
 


 フェデラーは、2002年以来となるグランドスラム無冠でシーズンを終えることとなった。
 しかし、ATP ファイナルに向けては、ひそかな闘志を燃やし続けているはず。


 N.ジョコビッチは薄氷を踏むような位勝利
 ハイリスクハイリターン 自分でもギャンブルだったと言っている。
 火事場のクソ力。普段の練習が支えている。

試合の流れをデータで見よう

Statsnovacrf


 第1セット、第2セットと自分のプレーで勝ちとっているR.フェデラー
 
 N.ジョコビッチは、第3セットも、ミスを減らして、やっと流れを戻した。
 第4セットはノバック劇場
 アンフォーストエラーはたったの2本、
 面白いもので、こうなると、R.フェデラーのアンフォーストエラーが増えて来る。
 流れが変わるのだ。

 強い時のN.ジョコビッチのテニスで、完全に流れを引き戻したかにみえたが
 第5セットは、R.フェデラーが攻撃して、マッチポイント2本を凌ぐ。
 この確率は数%ではないか。相手がR.フェデラーだったし。

Sayingnovachiriskhireturn

 
 本日の御教訓 トッププレーヤーの技
ハイリスク・ハイリターン

 1:守りでは変わらない
 2:攻める事
 3:最後はギャンブル

ちなみに一般プレーヤーの勝利の法則を書いておく
 トッププレーヤーと一般プレーヤーは
 F1と軽自動車位の違いがある

Sayingusf1normal1


 錯覚をしないように。
 夢は大事だが、できるできないをジ片手打ちする事だ。


一般プレーヤーの勝利の法則
ローリスク・ベストリターン

 1:長所で相手の欠点を攻める
 2:自滅は減らす
 3:展開は守備、気持ちは攻撃

 月さんのリターン ワンポイントアドバイス

 テニスのデータを取る
 ソフトテニスの例

 ソフトテニスで重要なショットは?
 

 自分のテニスを知ろう
 スコアをつけるためのテニスノート

Pdca

  得意、苦手の分析
  サービス力、リターン力の分析はお任せ。
  説明書もあります。


 テニスコーチ必携 作戦ボード

B4allstaff

グランドスラム リンク集 超便利
 
月さんの情報力総結集
 テニス スキー上達com

 テニス365 Q&A
 バックハンドの質問集中連載


 全英オープン ウィンブルドン 
  芝の伝統   

 全米オープン USオープン 
 ハードコート、高速サーフェイス  

 テニス365
 テニスの話題 

 ATP男子プロテニスツアー
 選手のデータが多い。
 月さんの情報源

 WTA 女子プロテニスツアー
 動画も豊富 

 WOWOWテニスチャンネル 
  ライブで盛り上げる

にほんブログ村 テニスブログへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ


にほんブログ村 テニスブログ テニスコーチ・技術へ
にほんブログ村

最後まで読んでいただいて、有り難うございました。

 試合の詳しい内容は、続きに紹介します。
 お楽しみください。

 USオープン N.ジョコビッチとR.フェデラーの死闘
 第1シードのN・ジョコビッチが2本のマッチポイントのピンチを跳ね返し、
 第3シードのR・フェデラーに6-7 (7-9), 4-6, 6-3, 6-2, 7-5の逆転で勝利、
 2年連続となる決勝進出を果たした。

 今季の戦績を63勝2敗としたジョコビッチは
 「間違いなく、今年で最高の勝利。あの状況から、キャリアでも最高の勝利。」


 今季3度目となるグランドスラム決勝に勝ち上がったジョコビッチは、
 第2シードのR・ナダルタイトルを争う。

 序盤2セットをフェデラーに奪われ、
 もう後がなくなったジョコビッチはギャンブルの出る。
 徹底攻勢。
 
 第3セット第2ゲームでブレークに成功してセットを奪い返すと、
 第4セットでは2度のブレークに成功、2セットオールに追いつく。

 ファイナルセット序盤はお互いにサービスキープという展開で迎えた第8ゲーム、
 ジョコビッチがダブルフォルトなどでブレークチャンスをフェデラーに献上.

 このチャンスをしっかりと生かしたフェデラーが5-3とリードを奪う。

 そして第9ゲーム、ここをキープすれば勝利となるフェデラーは立て続けにサーブでポイントを奪い、
 40-15とマッチポイントのチャンスを握る。
 R.フェデラーでなくともトッププレーヤーではこれは勝利間違いなしの状況。
 男子シングルスではサービスゲームは
 15-40でイーブンと言われる位だからだ。

 通算24度目となるグランドスラム決勝進出も目前と思われたフェデラーであったが、
 ここからジョコビッチがハイリスクな攻めでことごとくポイントを奪う。
 ハイリスクハイリターンで凌ぐ
 それはギャンブルで出来るかもしれない。
 しかし、いくら相手が気落ちしているとは言え、
 そこからポイントを連続して奪うのは、実力。

|

« ナダル マレーを下し決勝へ ジョコビッチと因縁の対決 | トップページ | USオープン ファイナル 実況速報 ジョコビッチ2-1 »

テニス」カテゴリの記事

戦略」カテゴリの記事

フェデラー」カテゴリの記事

全米」カテゴリの記事

ジョコビッチ」カテゴリの記事

教訓」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ジョコビッチ トップだからできるギャンブルで 全仏の借りを返す:

« ナダル マレーを下し決勝へ ジョコビッチと因縁の対決 | トップページ | USオープン ファイナル 実況速報 ジョコビッチ2-1 »