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2011年10月16日 (日)

クルム伊達のリーダーシップ ダブルス優勝

クルム伊達選手の素晴らしさ

 取り急ぎ速報をお届けする。
 速報と言っても、データ充実、内容豊富ですからしっかり読んでください。

HPオープンの顔、クルム伊達
 ダブルスで見せてくれた。
 ペアは中国の若手J.S.アイ組
 相手はダブルスの組みなれた、キング,シュベドナ組
 結果は7-5 3-6 11-9(TB)
 お互いにサービス力はそれほどある訳ではないので、
 ブレークチャンスをどのように奪うかがポイント。
 ノーアドバンテージのデサイディングポイントなので、
 決まりは早い。

 試合の勝ち負けもあるが、
 ダブルスの陣形の妙味を一杯見れた。
 一般プレーヤーにも参考になる試合と言える。

 試合は クルム、J.S.アイ組がフルセットで勝ったが、
 最後のタイブレークは、5ポイント差を追いつかれてヒヤッとする場面も。

 取り急ぎデータを取りながら見ていたので紹介する。

Hppoint


 キング,シュベドナ組は組みこんでいるので凡ミスは少ない。
 ミスの多かったのはJ.S.アイ、若いから仕方がないが。
 ストロークに良いところはあるが、ボレーの動きは練習が必要だ。

 ダブルスのスペシャリスト、キング,シュベドナ組は1stサ-ビス、2ndサービスでポジションを変える。

 V.キングのサービス。
 しっかりセンターに入れての攻撃。ダブルスらしい作戦。
 一般プレーヤーもここを見習って欲しい。
Hpkingsermove


 なぜこうすると良いのかは次に説明する。

 この大きな表は、1ポイントごとのミス、ウィナー、陣形を示したいもの。
 クルム、J.S.アイ組はアンフォーストエラーが多い。
 特にJ.S.アイのボレーミス。
 これで5ポイントは損をしているだろう。

 キング,シュベドナ組はここぞ、できっちりポイントを取って来る。
 データは後で整理するが、
 陣形の動きが面白い。

 両方とも基本的にはHpformationboth


雁行陣。

Gがそれだ。

 IはI.フォーメーション
 I→Gは1stサ-ビス時、

 I.フォーメーションで、

 2ndサービスは
 雁行陣に戻した事を示す。

 G→N、I→Nは雁行陣、

 I.フォーメーションから

 ニューギニアフォーメーションに

 移った事を示す。

 時々I.フォーメーション、

 でも2ndサービスでは雁行陣に戻す。

 面白いのは、I.フォーメーションで決めたポイントは双方で5ポイント。
 J.S.アイが決めていれば、クルム、J.S.アイ組はもっと簡単に勝っているはず。

 さらに面白いのが第3セット、最終なのでタイブレークだが、ここでI.フォーメーションは効く。
 効果的。

 アイフォーメーションの使い勝手

 リターンミスが急に増えたのだ、
 クルム、J.S.アイ組の勝利は、この第3セットのI.フォーメーションにあるかもしれない。
 I.フォーメーションのギャンブル性、
 本当にプレッシャーがかかって来るのだ。

 女子ダブルスだからこそ面白いのは、I.フォーメーションからダウンザラインのラリーになり、
 それをニューギニアフォーメーションと呼んでいるが、
 これは普通にはあってはならない陣形。

 ニューギニアフォーメーションって? 漫画で説明

Photo


 ニューギニアフォーメーションはこの月さんブログにしか出てこない。
 なぜか、月さんの親友、漫画を描く橋さんの考案した言葉だから。

 ソフトテニスには多いが。

 ここからダウンザラインでラリーが続き、どうするかがポイント。
 ここで活きたのが、J.S.アイのクロスのトップスピンロブ。
Hpnewforpoint


 見事に効いた。

 クルム伊達の教え
  

 錦織圭伊藤竜馬組対マレー兄弟のダブルス
  
  ダブルスのスペシャリスト

 ソフトテニスに見られる変則陣形(もうすでに変則の言葉は旧いかも)


 いろいろは陣形を早く使いこなそう。
 ダブルスがこっそり上手くなれますよ。  

 ダブルス陣形カード
 ダブルス陣形編  
ダブルス陣形雁行陣
 ダブルス陣形並行陣

 試合のスコアで上達しよう。
 2012テニスシステム手帳 スコアもばっちり
  
 取り急ぎ速報をお届けする。


ダブルス強化の要、それは陣形にあります。
 全日本シニアチャンピオンを使って実践で陣形のいろいろを解説。
 日本で初めてのビデオです。

【テニス】月岡一公の「速攻!ダブルスのポジショニング・セオリー」サービス&レシーブからの最もよくある展開“30パターン”

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コメント

おはようございます。コメント有り難うございます。
クルム伊達選手、最近、あまり調子が良くないですね。
頑張ってもらいたいです。
僕はクルム伊達選手のブログ大好きです。
テニスの奥深さを、いつもダイレクトに語ってくれますから

投稿: 月さん | 2015年5月 8日 (金) 05時06分

こんばんは(^_^;)

相互リンクの件、ありがとうございます。お礼が遅くなりまして申し訳ありません。今後ともよろしくお願いします。

そして伊達選手・・・嬉しすぎです(T_T)さて選手のツアーレベルでのダブルス優勝は15年ぶりとのこと、あの年齢で世界レベルの選手たちとガチンコで勝負できる伊達選手は奇跡的な存在・・・リアルタイムでその活躍が観られるのは幸せです!

「ニューギニアフォーメーション」・・・はじめて聞きましたが、漫画を見て、あ~女子ではよくあるなこれ・・・と妙に納得しました(^_^;)

投稿: TOTO | 2011年10月16日 (日) 21時14分

伊達選手のダブルステレビで見たいですね。

投稿: 生徒A | 2011年10月16日 (日) 18時55分

初めてこのサイト見ました。難しい。けれど、なんとなく面白い。不思議な感じ。

投稿: あいや | 2011年10月16日 (日) 17時06分

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