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2011年12月 7日 (水)

ストローク 進化論6 科学の目 トップスピンとは

ストローク進化論の原点  科学の目で見ると

 好評でストローク進化論を続けている。

 今回はストロークの科学を考えてみたい。

 ストロークとして大事な点をまとめてみよう。
  1;フットワークで最適な打点に入る
  2:スウィングは全身運動
  3:軸がぶれずに再現性が高い
  4:打ったら次の準備

 ストロークの練習と言うと、スウィングの練習だけする人が多いが、
 相手ぬ動かされて打点に入る。
 そして打ったら次の準備に入る。

 P.クビトバのフットワークと打点へのは入り方。

Pkfsbasic1footwork


 つまりストロークは流れの一部であって、それだけでは成立しないということだ。


 ストロークの中でもトップスピンの基本。

 まず、トップスピンの全体像をイメージとしてとらえて欲しい。

 スポーツはフォームではなくて動きなのだから。
 そして最適な打点に入るまでのフットワーク。
 この速さ、準備があるから。

 いつも同じようなスウィングで打てるのだ。
 トッププレーヤーほど再現性が高いのは、フットワーク、予測が良いからだ。

 トップスピンと言うと、手でこねるようなイメージを持っている人が多い。
 確かに、R.ナダルの打ち方を見ると、手でこねているように見える。

 しかし、超スローモーションで見ると、インパクト周辺ではラケット面は垂直、
 ボールに対して真っ直ぐに当たっている。

 この事実を見逃して位はならない。

Saynovactopspin2ways0


 トッププレーヤーですら、インパクト前後の50センチ近くはラケット面が垂直。

 だとしたら、ブレが多い一般プレーヤーはその倍の1メートル近くは垂直面を保っていないと、スウィートエリアに当たらない。

 インパクトにだけ集中力しやすいが、
 インパクトはスウィングの過程と考えて欲しい。
 特に、テイクバックからスウィングしてラケットヘッドスピードを加速する過程と考えて欲しい。

Cir_swing_t_spin


 全身運動で脚部から動きを起こす。

 これを運動連鎖と言うが、手打ちの方はこのイメージがない方が多い。

 ストロークの運動連鎖
  

 トップスピンを打つために必要な円運動

 サーキュラースウィングと言うが、下から上にへのスウィング、振り抜く事が重要になる。

 A.アガシの運動連鎖をチェックしよう。
 参考になる
 イメージをつかんで欲しい。
Athketicchainagassi


 フェデラーが教える サーキュラースウィング
  
 

 ストロークのインパクトを見れば

 スウィートエリアでとらえて、ラケットフェースが垂直。
 ラケットヘッドが下から上に振り抜かれること

 科学的な事実としては、トップスピンを打つための条件は少ない。

 インパクトで何が起こっているか アインシュタインの眼から
  
 
 相手のボールの進行方向とスピード
 自分のラケットの振り抜き方向とスウィングスピードの関係となる。

 そのスウィングスピードを得るのはサーキュラースウィング。
 サーキュラースウィングのイメージを動画で
  

 その結果
 1:インパクトのボールに対して
 2:ラケット面は垂直のまま下から上に
 3:フォロースルーではラケットの位置ははるか上、その下をボールが順回転で抜けて行くイメージとなる。


本日の御教訓 トップスピンの原理
トップスピンの3要素

 1:インパクト、ラケット面はほぼ垂直
 2:下から上に振り抜く
 3:サーキュラースウィング

 R.フェデラーのストローク 超スローモーション 良く動きが分かる

 

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コメント

生徒Aさん。
おはようございます(^○^)♪
そうです。こねないこねない。ラケット面でしっかり回転をかけてください。
ミニテニスが一番分かりやすいですね

投稿: 月さん | 2011年12月 8日 (木) 08時07分

あらかん親父さん。
コメント有り難うございます。
まあスポーツしていますから気分は若いですよ。
スキーをするともっと若返ります。

投稿: 月さん | 2011年12月 8日 (木) 08時06分

ちゃんぽんさん。貴重なご意見ありがとうございます。
おっしゃる通りですね。シチュエーションによって面の角度は多少異なります。
その点言葉が足りませんでした。
レッスンをしていて、トップスピンを打とうとして、面をかぶせてく寝る癖の方が多いので、その事が頭にあり、
垂直にと言う事が多くなっています。
画像のN.ジョコビッチでも面はインパクト後に少し傾いています。
現実的に、極端な例では、クルム伊達選手のようにライジング気味で叩く人は、多少ふせ気味になっています。
今度、ボールの回転をラケット面について詳しい紹介を載せようと思います。アイデアありがとうございます。

投稿: 月さん | 2011年12月 8日 (木) 08時05分

はじめまして。ちゃんぽんと申します。
貴殿が、どういう場面でのストロークのことを言っているかで、話が変わるかと思いますが、

厳密にいうと垂直ではないと思います。
後方からつなぎ玉を打つ時なんかには、
垂直に近いと思いますが、

叩き込むときなんかは、若干面をかぶせて打っているように思いますが、いかがでしょうか?

実際、私も特に叩き込むときなどは、多くの方が垂直垂直!というもので、やっておりましたが、アウトばっかりで、やはり、少し面をかぶせて打ったほうが、結果が良かったです。

人間の体は、どうしても下から上にスイングしますので、
垂直だとやはりアウトするかと。
決して、あら捜しや、嫌味で言っているのではありません。
とても研究熱心にされているようにうかがえましたので、一つ意見を言わせていただきました。突然にすみません。

投稿: ちゃんぽん | 2011年12月 8日 (木) 00時39分

おばんです。書くことが若いですね。

投稿: あらかん親父 | 2011年12月 7日 (水) 17時28分

こんばんは。
このフェデラーの動画、分かりやすいですね。
月コーチのおっしゃる通り、インパクト周辺のラケット面は
ほぼ垂直ですね。
こねない、こねない。
注意します。

投稿: 生徒A | 2011年12月 7日 (水) 17時13分

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