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2012年5月29日 (火)

全仏 データで検証 サービス編 フェデラー ナダル

 グランドスラム データで見るロランギャロの特殊性
 去年の試合のデータから、サービス力、リターン力のどちらが重要か検証する。
 まずその1回目として、サービス力の検証だ。

 男子のRfsertpose

 シングルスでは、
 サービス力の
 強さが
 優先される。

 これは一般常識。

 トッププレーヤーでは
 1stサ-ビスでの
 ポイント獲得率は
 80%を優に超えるからだ。

 つまり強くて当たり前の数字なのだ。


 ロランギャロ、
 クレーコートでは
 R.ナダルが
 ずば抜けて強い。

 何故なのだろうか?


 実はそのヒントはここに
 ナダルの強さ、メンタリティ
 答えだが。

 去年のデータ、今までのデータを駆使して検証したい。

 去年の試合前の予想トップ4  
 2011 全仏 トップ4がせり上がり、
 ファイナルはR.ナダルがR.フェデラーを破った
  

 N.ジョコビッチ、A.マレーはセミファイナリストと言う事になる。
 N.ジョコビッチ R.フェデラー戦

 R.フェデラーはこの試合で、絶好調だった、N.ジョコビッチの連勝を止めた。
 強かった。
 
 R.ナダル A.マレー戦
 

 データはずっと取り続けているので、比較検討は楽。
 しかし、その時の上位選手を中心にデータをまとめているので、
 偏りがあるのはご容赦いただきたい。

 例えばサービス力だけがやたらとある選手、
 I.カルロビッチ、I.ルビチッチ選手、

 リターン力が図抜けている選手
  チェラ、ファリャ選手などは、全体のデータがとりにくい.。

 サービス力から検証しよう
 サービスのスピード
Rg11mserspeed


 速い選手は240キロ近く。
 クレーコートだと弾んでからの減速が大きいのでサービスの威力は半減する。
 210キロを超すサービスは狙われたら取れない。
 R.フェデラーの様に、コースで狙える選手もいる。

 R.ナダルのサービスは回転量が多いので、その分スピードは落ちる。

 サービスエース これは試合全部を通してなので、
 ファイナルに来ている選手の方が試合数が多くて有利。

Rg11mserace


 例えばI.カルロビッチは1回戦で負けているが、22のサービスエースで力はある。 
 ロランギャロはサービスエースでは勝てないと言う事だ。

 しかしR.フェデラーの様に、コンスタントにサービスエースを取れると、
 相手にはプレッシャーになる。

 1stサ-ビス、ポイント獲得率
Rg11mser1st


 実はこのデータ、男子のトッププレーヤーはでは横一線で強い。
 データ的にあまり差が出ない。
 順位は余り関係がない。
 しかし次の、ウィンブルドン、USオープンでは超重要になる。
 ここがロランギャロの特殊性だ。


 2ndサービス ポイント獲得率
Rg11mser2nd


  1stサ-ビスに比べると、10%は下がる。
  一般プレーヤーではもっと差が出るはずだ。

 サービス力の検証から得られた結果
 ロランギャロではサービス力の相関関係は少ない
 とは言え、リターン力重視なので、緩い2ndサービスは叩かれる。
 そこで1stサ-ビスを確実に入れることが重要になる。
 1stサ-ビスの確率を上げることだ。
 これは一般プレーヤーにも言える重要な事だ。

 僕は初めてサービス力の重要性を言わない。
 ただし、基本的なサービス力があっての話なので、注意して、誤解をしないでもらいたい。
 テニスはサービス力が一番大事なのは基本だからだ。

Sayingrgser

 
 本日の御教訓 全仏の特徴
サービス力の比重は軽い
1:スピードよりも安定性
2:コースを狙う
3:ダブルフォールトをしない


全仏便利リンク集
 速報の結果を知りたい方に、素晴らしいサイトを紹介。
 tennis Explorer men 

tennis Explorer lady

ロランギャロ

 ウィンブルドン

 テニス365 

 ATP男子プロテニスツアー

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 WOWOW テニスオンライン


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コメント

生徒Aさん、おはようございます。
そうなんです、自分でもデータを調べていて、驚きました。
クレーコートがボールを相当に減速させるようです。

投稿: 月さん | 2012年5月30日 (水) 05時33分

こんにちは。風が強いですね。
全仏ではサービス力はそれほどでもない。
大胆な提言ですね。

投稿: 生徒A | 2012年5月29日 (火) 12時21分

こんにちは。でましたね。月コーチ得意のデータ。
期待します!

投稿: まっちゃん | 2012年5月29日 (火) 11時41分

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