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2012年11月20日 (火)

ダブルスの面白さを再確認 デビスカップ Part1 陣形勝負

ダブルスの面白さ デビスカップから学ぶPart1

デビスカップ、チェコが劇的優勝。
ダブルスでのChechradtomas

 勝利が光ります。

 陣形の
 勝負でした。

 T.ベルディハ
 R.ステパネック

 凄い頑張りです。
 デビスカップ チェコ T.ベルディハ、R.ステパネック組vs スペインM.ロペス、M.グラノラー組

 その試合のハイライト動画を見つけました。面白いですよ。
 ダブルスってこんな事するんだと思います。
 最後に紹介します。

今日お伝えしたい事です。
 自分のダブルスを貫くMoondb1pointmid

1:個性を活かす
 自分達の速攻、
 前衛陣を活かし切りました。
 リターンゲームは当然リターンダッシュです。

2:相手に惑わされない
 相手の変則陣形に慌てずに対処しました。

3:ネットプレーでポイント
 ダブルスで大切なのはネットプレーです。
 ポイント源はネット。
 これはソフトテニスも同じなんです。
 ソフトテニス、インターハイのスコア からデータを出しました。


 意外な盲点なんですよ。
 皆さんストロークで打ち抜けると思っている方が多い。

 陣形を知ることは、ソフトテニスをされる方にも参考になります。
 ソフトテニスの陣形を活かす
 陣形の動きは本当に参考になります。

Formation


 ダブルスをする時にいつも考えなくてはならないのが、
 サービス、レシーブの意識だ。
 サービス力がある場合にどうするか。
 力関係をいつも考えることが大事だ。

 ダブルスの戦略を持つ。
 ダブルスの名手杉山 愛の教えるダブルス

 例えば、ほん少しの工夫でダブルスが楽になります。
 1stサ-ビスと2ndサービスで陣形を変えたら。
 リターンゲーム、相手のサービスを交わすのなら、もっと後衛陣で気楽に返せばよいのに。

 ダブルスの面白さ、陣形の変化と、
 ネットプレーの大事さについて教えてくれた。
 特に自分達のプレーを貫いたチェコに軍配が上がった。
 スペインペアは変幻自在に動きまわって、かく乱しかけたが。

ダブルスの陣形の面白さから紹介しよう。
 ダブルスの陣形、いろいろあるが、
 普通は雁行陣から始まって、いろいろ展開する。

Dbdcserbasic


 何故変則陣形をとるか、それは相手の得意をふさごうとするからだ。

 ダブルス、陣形の基本 
  陣形は動くもの。
  変化してこそ陣形。

 変則陣形をする理由
  

 特に今回のダブルス、
 男子ダブルスの正統派、チェコペア 
  基本はサーブ&ボレー、
  リターンゲーム、相手のサービスが良い場合は後衛陣
  2ndサービスはリターンダッシュで攻め上がる

 対するスペインペア 、ストローク中心の変則陣形。
  サービスゲームはM.グラノラーがサービスの場合、I.フォーメーションを2ndサービスでも使う。
  サービス力を信じているから。
 リターンゲーム、2ndサービスでも強力サービスには後衛陣で守備を固める。

Dbdctoserspa2back


 普通の後衛陣のチームでは、2ndサービスは雁行陣にしてボレーヤーのプレッシャーを少しでも使おうとする。
 しかし、2ndサービスでもしっかり下がっている。

 それにはスペインペアの根拠がある。
 リターンに自信があり、ストロークと同じ感じでしっかり打って来る。
 このボールが早くてネットすれすれで沈む。
 だから1stボレ-が非常にやりにくい。

 ダブルスの1stボレ-に余り慣れていないT.ベルディハはこのローボレーに苦しめられた。
 面白いもので、正統派のチェコペアが、スペインペアの変則プレーに対して、後衛陣を引く時があった。
 それはサーバーがM.グラノラーでサービス力があり、
 変幻自在のM.ロペスが前衛にいる時だ。
 様子を見るために、後衛陣を引く。

 こうされるとI.フォーメーションのペアも、攻撃目標が目の前に無くなりやりにくくなるものだ。
 この余裕がデビスカップの5セットマッチだと出来る。
 しかし、普通の試合では、その余裕は生まれないだろう。


 特にM.ロペスのネットは凄い、
 M.グラノラーのサービスゲーム、2/3はM.ロペスのポイントではないだろうか。
 I.フォーメーションからポーチはもちろん、動く、フェイントをかける。
Dbdcifor2back


 チェコチームも、最初は雁行陣で逆転を狙っていたが、後衛陣で一度守る事に戦術を変えた。

 こんな嫌なボレーヤーはいないだろう。
 しかもボレーの決めのコースが多彩。深い、超アングル、超逆クロスのドロップなど自由自在。
 確実にオープンコートにウィナーを決める。
 ダウンザラインの逆を抜かれてもM.グラノラーが
 待ってましたとカバーに入っている。

 M.ロペスのサービス力は弱い。しかしコントロールが良いので、長身のM.グラノラーがポーチに頻繁に出る。
Dbdcpoachspain


 後衛陣が多いと言っても、ポイント源はボレーと言う事を知っている。
 そうでなければ、ATPファイナルのダブルスで優勝なんてできない。

 ただ、変則陣形はボレーヤーの負担が大きい。
 相手の落ち着かれて読まれると、労力の無駄使いとなる。

 相手の攻撃力をそぐための、変則陣形と考えれば気持ちは楽になる。

 変則陣形をされて、動かれて、嫌だ。
 こう思わせることが変則陣形の狙いだ。

Sayingdbknowmyself

 ダブルスの原点 己を知る
自分のダブルスを貫く
 1:個性を活かす
 2:相手に惑わされない
 3:ネットプレーでポイント

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コメント

フルーツパンチさん、まさにそのダブルス、鍵でしたね。
結果的に伊藤竜馬の踏ん張りで勝てましたが。
日本はダブルス得意なはずなんです。鈴木、岩淵ペアにコーチを受けましょう。速攻、速攻です。

投稿: 月さん | 2013年4月 8日 (月) 05時08分

こんにちは。今度のデビスカップ、韓国戦でも、ダブルスがカギでしょうか?

投稿: フルーツパンチ | 2013年4月 5日 (金) 11時39分

おはようございます。少しずつ、変則陣形離れておいたほうがいいですよ。上手なペアは、必ず使ってきますから

投稿: 月さん | 2012年11月24日 (土) 09時12分

アラ還さん、おはようございます。今日は雨模様。テニスは無理そうですかね。
お互い無理をせずに楽しみましょう。
とか言いながら、試合になると夢中になってしまいますね。

投稿: 月さん | 2012年11月23日 (金) 06時47分

こんにちは。女ダブでは、変則陣形を余りしません。雁行陣とロブで足りる感じなんですが。

投稿: 生徒A | 2012年11月22日 (木) 12時45分

姉様、あのロゴ、以前に連載して頂いた、テニス徒然草のイラストを流用したものです。

投稿: 月さん | 2012年11月21日 (水) 06時16分

アラ還キングさん、テニスは年齢が言っても楽しめるスポーツですね。
ストレス解消ですか? ダブルスが楽しみですか?

投稿: 月さん | 2012年11月21日 (水) 06時15分

ダブルスのロゴ、かわゆい

投稿: 姉様 | 2012年11月20日 (火) 17時46分

おばんでやんす。テニスの話題、さすがに豊富ですね。

投稿: アラ還キング | 2012年11月20日 (火) 17時41分

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デビスカップ ダブルス の面白さ Part2 デビスカップからの上達のヒント  テニス愛好家の方達、土日、テニスを楽しんでいます。  少し練習したら、ダブルスにすぐに入ります。  、いろいろ相談を受けます。ショットの悩みを相談される方は多いが、  陣形をいろいろ使い分ける人は少ない。  「陣形を知ったらダブルスは強くなるのに」、といつも思う。  ほんのちょっとの陣形の使い方で、ダブルスが活性化します。  そんなヒントをお届けします。  デビスカップのダブルスは本当に面白い... [続きを読む]

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