ジョコビッチ 余裕で決勝へ バブリンカ及ばず

ATP ツアーファイナル2014　準決勝
Semi-Final　N.ジョコビッチ　Ｓ.バブリンカの追撃許さず。
　もう一方の準決勝、R.ナダルが順当に、R.フェデラーを下した。
　
　隙がないR.ナダルの強さ。　

　N.ジョコビッチのＳ.バブリンカに付け入る隙を与えない。
　お互いに安定したサービス、リターンから、バックハンドの応酬となる。
　両手打ちで高い打点から、クロスに深く打つ、N.ジョコビッチ。
　Ｓ.バブリンカは全く互角に、片手打ちで振り抜く。
　クロス、ショートクロス、ダウンザラインと見事にコースを振り分ける。

　バックハンドの打ち合いが気持ち良い。
　Ｓ.バブリンカの片手打ちバックハンド
　

　　　Ｓ.バブリンカ、片手打ちバックハンドの良い見本

　少しでも浅くなると、フォアに回り込まれると勝負が動く。
　これも一方的に決まるのではなく、
　オープンコートに打たせて、そこから相手のオープンコートに打ち込む。
　N.ジョコビッチに余裕が出てきた。

　左右に振られても、体の柔軟性を活かしたフットワークで、返す。
　バランスを崩しているようにさえ見えるが、ここから驚異的なボールが帰る。
　N.ジョコビッチサーカスだ。

　6-3 6-3 試合スタッツ　
　この二人、サービス力を上げてテニスをレベルアップ。
　ラウンドロビンになってサービス力で相手を押してきた、Ｓ.バブリンカ。
　

　トッププレーヤーにはサービス力が強い、これは常識となる。
　錦織圭選手が克服しなくてはいけない、大きな壁となるだろう。
　錦織圭のサービス力　

　しかし、R.フェデラー、J.D.ポトロのサービス力の強い
　死のBグループから全勝で勝ち上がった、N.ジョコビッチが強い。

　1stサ－ビス　ポイント獲得率73％ 2ndサービスで75％
　2ndサービスでも圧倒した。
　最近使うようになったキックサービス、有効に使っている。

　N.ジョコビッチ　サービス力　

　USオープンでのN.ジョコビッチ、Ｓ.バブリンカフルセットの大激闘

　このときに初めて、Ｓ.バブリンカはN.ジョコビッチの攻略法を見つけたと言う。
　

　ブレークチャンス、1回許しただけで、N.ジョコビッチは10回に内の4回活かしている。
　これは普通なのだが、R.ナダルは、
　R.フェデラー戦で見せたように、チャンスでめっぽう強い。
　
　　N.ジョコビッチ　Ｓ.バブリンカ　ハイライト動画

　これでATP ツアーファイナル2014　ファイナルは
　R.ナダル対N.ジョコビッチ　シード順の対決に収まった。

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