温故知新 マッケンローに学ぶ 2 ストローク トップスピン
テニスの温故知新 J.マッケンロー2
トッププレーヤーの真似をする
テニスの仕事柄、いろいろな選手の真似をして見せます。
錦織圭選手のエアーK、
M.サフィンのジャックナイフ。
ひそかに壁打ちで練習です。
疲れました。
超厚い、厚過ぎるベラサテギのフォアは、ボールが飛ばず、困りました。
J.マッケンローの薄いグリップ。これは良く使います。
まず練習で最初にやるミニテニス。
ミニテニスドリルをたくさん紹介します。
レッスンマニュアル ドリル選250 DVD版
薄いグリップで、トップスピン、スライス、ボレーをタッチを思い出させます。
それから相手が打ちたい人の場合、
僕は薄いブリップで、軽く当て返すようにして、打ちやすいボールを送ります。
これって結構いいですよ、試合を想定したら、攻められた時のデフェンスに便利です。
若い頃から、サーブ&ボレーをやっていて良かったと思います。
薄いグリップに、慣れ親しんでいるんですね。
先回紹介した、J.マッケンローのテニス。
アメリカでも、注目しています。
体の使い方は、新しいトッププレーヤーと変わりませんが、
フォロースルーは極端に違いますね。
J.マッケンローのフォアハンドストローク。言葉で説明するのもなんですが。
上体を捻って準備します。
テイクバックは非常にコンパクト。ですから振り遅れないんですね。
打点にシンプルに入ります。 スライスとトップスピンの差は少ないです。
フォロースルーでもしっかりボールの方向にラケットを出しています。
これだけで十分なトップスピンがかかるのです。
その秘密は。 分かりにくいボールの回転のかけ方。これで簡単に打てますよ。
トップスピンマスター
スライスマスターカード
フィニッシュが最近のプレーヤーと大きく違います。
J.マッケンローは、フィニッシュは小さく。
R.ナダル、錦織圭にしてもフィニッシュが大きいですよね。
その差はどこから来るのでしょうか?
テニスの科学の事実があります。
テニスの科学インパクトの事実
ボールのスピードは、スウィートエリアで打てば、95㌫位の速さで変える。
ですから当てるだけで、速さは得られます。
この時に少しラケットヘッドを前に出していれば、同じくらいの速さでは返ります。
最近のプレーヤーはさらにボールを加速させようとしているので、
ラケットヘッドを走らせるために、大きめのテイクバック、フォロースルーをすることになります。
R.ナダルのストローク プロペラスウィング
すべてのボールを全力で打つ。消耗もしますよね。怪我も増えます。
J.マッケンロー、怪我? 聞いていません。
だから今でもプレーできるのですね。
ナダルのトップスピン、回転数はどれくらいでしょうか?
J.マッケンローは多分2000回転以下だと思います。
それでも打つタイミングが良いときちんと沈むんですね。
さらにトップスピンを大きくかけようとするために下から上に振り抜くことになります。
打点を高くして速い、トップスピン。それで大きなフォロースルーとなります。
J.マッケンローは
しっかり高い打点で、ライジング気味に昔からボールをととらえています。
ですから相手のボールの力を利用して、最小限の力で打ちます。
面の角度を少しだけ変えて、ボールのコースを変えます。
振り抜く方向を少しだけ上下に変えて、
トップスピン、スライスロブを打ち変えます。
相手は分かりにくいですね。
薄いコンチネンタルグリップ、これですべてを打ちます。
今のぐりぐりのトップスピンテニスとは全くの逆行。
先日錦織圭と対戦しました。
錦織圭が驚いていましたが、リターンを高い打点から叩いてくる。
サービスがどこから来るか分からない。
J.マッケンローのフォアハンドス超スローモーション
打ち方がクルム伊達に似ている。
省エネ、コンパクト、相手の力を利用する。
リターンから組み立てる。
似ているでしょう。
コンパクトで高い打点でとらえている。
打点のとらえ方も似ています。
このイラストは3つの打点のとらえ方を示していますが、J.マッケンローの打ち方は
一番下のプレススウィング、ライジングにあたります。
マッケンローのバンド演奏。
サースポーのギターって恰好いい。
僕も金沢区のバンドフェスタの出場決定です。ベースで頑張ります。
BAND JUST
ライブの動画があります。
猪苗代スキー場にベースを持ち込み、一人練習ですね。友人のoyoyoさんがギターで手伝ってくれます。
12月のジュニアのレッスンから入ります。
一緒に楽しく滑りましょう。
2014テニスノート 日誌を書いて上達しよう。
目的に合わせて、ページを変えてあります。
作戦ボードを入れることも可能です。(別途525円)
一般愛好家用テニスノート
スクール生用ノート
ジュニアのためのノート(年齢に合わせます)
トッププレーヤーの最新のショットを学ぼう。
錦織圭を育てたニック.ボロテリー ゲーブハラミロ最新ストローク上達法
1クリックして頂けたら嬉しいです よろしくお願いします。
にほんブログ村
[ソフトテニス・オンライン]
最後まで読んでいただいて、有り難うございました。
| 固定リンク
「テニス」カテゴリの記事
- テニス徒然草 特別編 上達のヒント(2017.10.18)
- 人気ブログ テニスコーチ部門 上位 関心の記事は?(2017.10.11)
- ナダル、フェデラー出場 注目のLaver Cup2017(2017.10.01)
- テニスコーチ人気ブログ上位 感謝プレゼント コート図、下敷き用原案(2017.09.22)
- 舞台は日本 テニスの主戦場 デビスカップ、東レパンパシフィック(2017.09.19)
「動画」カテゴリの記事
- デミトロフの魅力 速攻、美しい片手打ち(2017.11.02)
- 杉田 不調 どう立ち直るか プラス思考で(2017.10.31)
- テニスQ&A ダブルス編 試合の展開(2017.10.30)
- テニスの質問 ポーチに動きたい 良い練習は?(2017.10.19)
- テニス徒然草 特別編 上達のヒント(2017.10.18)
「上達」カテゴリの記事
- テニスQ&A ダブルス編 試合の展開(2017.10.30)
- テニス徒然草 特別編 上達のヒント(2017.10.18)
- ダブルスの進化 東レ2017 決勝から 強化法研究(2017.09.24)
- 二宮真琴 ショットの可能性 超ムーンボール ダブルスで強い訳(2017.09.23)
- 二宮真琴、ダブルス好調、新ショット 超ムーンボールが効く!(2017.09.22)
「ストローク」カテゴリの記事
- デミトロフの魅力 速攻、美しい片手打ち(2017.11.02)
- ジョンソン スーパーランニング ボールを追う執念(2017.10.07)
- ティエムに学ぶ 攻撃テニスの原点 波状攻撃(2017.10.05)
- スライスの効用 ティエム破ったジョンソン ハードヒッター対策(2017.10.04)
- 東レ2017優勝 Newウォズアニッキ 攻撃力up(2017.09.25)
「トップスピン」カテゴリの記事
- 二宮真琴 ショットの可能性 超ムーンボール ダブルスで強い訳(2017.09.23)
- 二宮真琴、ダブルス好調、新ショット 超ムーンボールが効く!(2017.09.22)
- 添田 グリグリのスピンに対抗 高い打点のカウンター デビスカップ勝因(2017.09.16)
- ナダル 後継者D.ティエム シャッタアウト 全仏2017 SF(2017.06.11)
- D.ティエム クレーキング、ナダルの連勝ストップ ローマ2017 (2017.05.20)
「イメージ」カテゴリの記事
- テニスの質問 ポーチに動きたい 良い練習は?(2017.10.19)
- 作戦ボード用 コート図、硬式テニス、ソフトテニス コート図下敷き(2017.10.15)
- ダブルス強化書 陣形の基本を スペシャリストの動きから(2017.10.14)
- 日本ペア 念願の優勝 マクラクラン勉・内山靖崇 楽天オープン2017(2017.10.09)
- ダブルス 内山・勉ペア決勝へ 楽天オープン2017(2017.10.08)
「戦術」カテゴリの記事
- デミトロフの魅力 速攻、美しい片手打ち(2017.11.02)
- 杉田 不調 どう立ち直るか プラス思考で(2017.10.31)
- テニスQ&A ダブルス編 試合の展開(2017.10.30)
- テニスの質問 ポーチに動きたい 良い練習は?(2017.10.19)
- フェデラー強い ナダルのデフェンス力を撃破上海マスターズ2017(2017.10.16)
「マッケンロー」カテゴリの記事
- 温故知新 マッケンローに学ぶ 2 ストローク トップスピン(2013.12.11)
- テニスの温故知新 マッケンロー、グリップの神秘(2013.12.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
テニス親父さん、おはようございます。
若いコーチは、たぶん、ナダルスタイルでガンガン打ち込むテニスをしますから。
幅広いテニスがあることを知ってくれれば良いのですが。
良いのではないですか、ご自分でサンプラス風にプレーしたいからと話せば。
スポーツは個性を生かして。グリップもいろいろですから。
投稿: 月さん | 2013年12月17日 (火) 06時27分
若いコーチに習っています。いろいろ言われていることが、どうも合わないんですよね。
S.エドバーグ、P.サンプラスの打ち方ががいいんですが
投稿: テニス親父 | 2013年12月12日 (木) 16時17分
こんばんは。確かにJ.マッケンローとR.ナダル、同じサースポーですがフォロースルーが全く違いますね。
54歳ですか。信じられない。
錦織圭君とまともに試合やっていましたよね。
しかもサーブ&ボレーを随所に入れて。
投稿: 生徒A | 2013年12月11日 (水) 17時48分