ナダル レッドクレー王者の意地 フェレールを逆転

ナダル　フェレールに雪辱
　スペインを代表する、クレーコートの達人。
　ミスが少なく、ラリーが良くつながる。
　お互いに一気に反撃ではなく、
　じわじわ相手を追い詰める。

　お互いにフォアの回り込みが勝負時。
　ハイリスク、ハイリターン、
　やるかやられるかだ。

　第1セット、少しナーバスになったR.ナダル、
　ベースラインの後ろでのラリーに負けた。

　直前の試合で、D.フェレールに負けた記憶がよぎった　かもしれない。

　この時は集中力でD.フェレールが上回った。

　でもここから調整する。
　１：ベースラインの中に入って打つ。
　２：3球はフォアハンドで取る。

　これは最近のナダルの基本戦略だ。

　少し前までは、鉄壁のデフェンスでベースライン後方が多かった。
　いわゆる、ナダルゾーンだ。

　ナダルのゾーンはフェデラーと比較すると良く分かる。

　しかし最近は、チャンスボールでは前に出るし、
　サーブ&ボレーも見せる。

　ナダルは出ないと思って、リターンした相手は、ナダルは余裕のボレーを決める。

　壮絶なラリー
　ナダルの必殺のダウンザラインを、待っていて跳ね返した、D.フェレール。
　初めて見た。
１：最初はバックで打っていたナダル。フォアに回り込んで、D.フェレールのバックを攻める。
　フェレール、オープンコートのナダルのフォアに深いクロス。
　ウィナーでもおかしくない。

２：ナダルはフォアを空けて、ここを待っていた。
　チャンス、
　得意のポール回し的にダウンザラインでウィナーと思った。

３：D.フェレール、これを待っていた。
　カウンターが見事に決まる。
　R.ナダルにこれだけクリーンにエースを取るのを見たことない。

　ナダルの外からのダウンザラインを返すのは、
　D.フェレール位だろう。
　しかもカウンターのウィナー。

　さしものR.ナダルも唖然としていた。
　全く諦めるナダルはそう見れるものではない。

　D.フェレールの守備力

　ここでもドロップショットの応酬があった。

　ハイライト動画

試合スタッツ　　
　これで準決勝は　R.ナダル対A.マレー
　久々のトップ4対決となる。

　こちらも壮絶な戦い
　A.マレー　G.モンフィルズ戦　ハイライト動画

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