勝利の法則 センターセオリー Part1
センターセオリーの意味 Part1
テニスののおいしい勝ち方を紹介しましょう。
センターセオリーって良く聞きます。ダブルスだけと思っている方が多いようです。
自分でもよくレッスンで言いますが、
お客様で、誤解をしている方も多いので、
整理しておきます。
たかがセンターセオリー、されどセンターセオリー。
知っておくだけで、自分たちの展開を楽にすることができます。
センターセオリーから見えて来る、テニス像をお伝えします。
シングルス編、ダブルス編に分けます。
そこから基本が分かって来ることがたくさんあります。
1:シングルス編
2:ダブルス編
3:サービスのメリット
4:サーブ&ボレー編
5:オプション編と
展開します。
今回はセンターセオリーの基本の考え方が分かる、シングルス編です。
センターセオリー、言葉通りでセンターを狙う、打つことなんですが、
ダブルスだけの言葉と思っている方が多いようです。
それと、センターの中央場所だけを考えている方が多いようですが、
もう少し幅広く考えた方が良いでしょう。
ダブルスでは、ペアの中間の意味が広くなります。
ですからシングルスの法則を紹介して、次にダブルスの紹介をします。
センターセオリーの使い勝手
皆さん、センターセオリーって分かりますか?
ダブルス専用の作戦と思われがちですが、
シングルスでも使われます。
センターの意味が分かりやすいので、シングルスから説明しますね。
シングルスでは、センターマーク付近を狙う。
ストロークのセンターセオリーと
サービスのセンターセオリーがあります。
リターンだって、シングルスなら有効ですよ。
ダブルスはリターンではポーチがありますからご用心。
センターセオリーの基本 シングルス編
戦略を立てて、戦術を使いこなします。
ショットはダブルス専用のショットになります。
シングルス センターセオリー
メリット
1:ショットのミスが少ない
2:相手のボールに角度がつきにくい
3:相手にオープンコートを作る事
1:ショットのミスが少ない
シングルスの戦略でも、センターマーク付近1メートル四方に返していれば、
シングルスは負けない、と言われています。
ネットの中央は低くなっています。だからより安全。
シングルスコートって?
ボール2個分も低いんですよ。
ただし、センターに深く返すのは、簡単な様ですが、センターマーク1メートル四方は難しいですよ。
浅くなると振られます。相手がナダルだと思ってください。
錦織圭のフォアに回り込む
ムーンボールでも良いですから深く返すことです。
オプションで、相手よりもストロークに自信のあるプレーヤーは
わざわざサイドアウトの危険性もある、ワイドを狙わずに、
センターに打って、相手との力勝負をしていました。
全盛期の、M.ヒンギス、V.ウィリアムス、S.ウィリアムスがそうです。
錦織圭も良くやります。
これを考えると、女性って強いんですね。
錦織圭 new バックアタック エアーK
最近は少しでも浅かったら、狙いに行きますね。より攻撃的に。
R.ナダル、N.キルジオスとの試合で、リターンを思い切り、N.キルジオスのセンターに。
ナダルは、ワイドか、ダウンザラインのどちらかに動くとと予測したのでしょうけれど、
これがN.キルジオスのスーパーショットになりました。
サービスのコース相手のボディが多いんですよ。
サービスの狙い場所、ボディなら反撃は少ない。
これも変則センターセオリー。
相手は左右を狙って、サイドアウトしやすい。
でもセンターに打つ、あなたにはミスが少ない、と言うことになります。
不思議なものでシングルスをしている方は分かりますが、
テニス、相手を左右に振りたくなるものなんです。
ウィナーが抜ける錯覚があり、サイドに少し切れて、
「ああ、狙い過ぎた」なんて言い訳を言ったりして。
2:相手のボールに角度がつきにくい
センターに打てば、相手は角度をつけにくいです。
センター深く、ムーンボールが打てたら最高ですね。
相手をベースラインから下げることも可能です。
こちらから仕掛けて、ワイドに打つと、次は相手も角度をつけやすくなります。
ミニテニスでアングルショットの練習をすると良く分かりますよ。
サービス、センターに打つ訳 ビッグサーバーはここに良く打ちます。
これもセンターセオリーの一つでしょう。
そして相手のリターンも角度が狭くなりますから。
シングルス上達法 錦織圭の例
フェレールを破る
右利きを想定すると、右サイドでは、相手のバックになりますから、
100%センターセオリーで良いでしょう。
左サイドは、相手のフォアになりますから、バックを入れながら、
読まれないようにしましょう。
3:相手にオープンコートを作る事
センターにあなたが打ちます。相手はフォアバックのどちらで取りますかねえ。
フォアの回り込み人がいたら、相手のフォア側に大きなオープンコートができますよ。
本日の御教訓 センターセオリー シングルス
一番安全策
1:センターに深く打ち続ける
2:ミスの確率は少ない
3:相手に角度をつけられない
欲しい方にはPDAファイルを差し上げます。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
おはようございます。生徒Aさん。僕はダブルスではセンターセオリーも良く使いますが、合わせてV字作戦も使います。ショートクロス攻撃ですね。 両方の使い分けが大事です。
投稿: 月さん | 2014年7月15日 (火) 05時32分
こんばんは。センターセオリー、コーチが良く打ちますよね。見事にセンターが抜ける。でも雁行陣ではどの様にすれば良いのですか?
投稿: 生徒A | 2014年7月14日 (月) 17時53分
コンチワ。サッカー、ドイツ格好良かったですね。
速い。でもトーナメントすべて面白かったですね。
ところでセンターセオリー、ダブルスの事かと思っていました。
投稿: 万年中級者 | 2014年7月14日 (月) 13時47分