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2015年6月 9日 (火)

バブリンカ ジョコビッチに勝てた理由2 ミスを恐れない攻撃

トッププレーヤーの戦い方分析
 S.バブリンカの攻撃力 世界NO1に勝てた訳。

S.バブリンカ、世界NO1、N.ジョコビッチを破った理由を考えている。
 先回は、その全体的な攻撃力を紹介した。
 圧倒的な攻撃力。Wawrinkaeyesfocus

 ミスを恐れない、
 積極性。
 これがN.ジョコビッチを
 守りに走らせた。
 ボールを良く見る、集中した視線。
 試合前の戦力比較
 過去1年のスタッツでは、N.ジョコビッチ有利だが、
 全仏に限っては、全くの互角。 N.ジョコビッチもまさか、S.バブリンカがここまで攻めるとは考えてもみなかったのでは?

 全仏の近年史、戦い方の変化。  

 結果的にS.バブリンカは、N.ジョコビッチに比べて、
 ウィナーが多い。
 アンフォーストエラーを恐れない攻撃力が凄い
 

 まさにトッププレーヤーならではの作戦。
 特に圧倒的に強い、ビッグ4に対する作戦だ。
 

 ウィナーからアンフォーストエラーを引いた安定指数で、
 S.バブリンカの指数。
 フォアが圧倒的に攻撃的。

 一般プレーヤーは安定指数を高めるには
 ウィナーは捨てて、凡ミスを減らそう。

 トッププレーヤーはプレースタイルで変える。
 攻撃的プレーヤー、R.フェデラー、S.バブリンカはウィナー狙い
 


 守備的プレーヤー、R.ナダル、D.フェレールはアンフォーストエラーを減らす
 


 守備的から攻撃的に変身しようとしている過渡期の二人。
 A.マレー  
 今年は一気に強くなった。ウィンブルドン要注意だ。

 錦織圭 
 精神力を安定させ、大人のプレーが必要だ。
 錦織圭とメンタル.タフネス。 

ストロークの考察
 バックは、実はエラーが目立つ
 これはトッププレーヤーと言えども、フォアが主体。

 S.バブリンカは前に入り、N.ジョコビッチが下がる。
 しかし、試合中に走った距離は、S.バブリンカの方が多い。
 その理由は簡単。
 N.ジョコビッチの攻撃がクロスコート、これで相手を走らせる。
 一方のS.バブリンカが狙うのはダウンザラインの一発逆転。
 クロスで4回ラリーをして、チャンスでダウンザライン、
 この時にS.バブリンカは外に出されている。

 作戦としてのクロス打ち、ダウンザライン打ち
 クロスのメリットは、打ち易く、相手を動かすことができる。
 ダウンザライン、ネットが高い分、距離が短い分、クロスよりも難易度は高い。
 相手の逆を突くことができる。
Swsshotbspole


 ここから見事に、ダウンザライン、ポール回しで決めた。
 錦織圭もポール回しで決めている。ナダルも得意。トッププレーヤーの必殺技だ。

 クロス、ダウンザラインの打ち分け練習
 一般プレーヤーの方も是非練習して欲しい。
 フットワーク、コントロールが身に付く。
 最初はミニテニスから初めて、少しずつ下がって行こう。
 ラリーの練習は、試合に直結する。

 レッスンマニュアル、冊子版はB5ルーズリーフ2冊、290ページの大作です。
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 N.ジョコビッチの練習風景動画入り。
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フォアハンドの強力さ
 27本のウィナー。特に右サイドから15本。

 バックハンドがもてはやされるが、S.バブリンカの武器はフォアハンド。
 何しろ振り抜きが早い。

バックハンドのダウンザライン
 N.ジョコビッチもS.バブリンカのダウンザラインが来るのが分かっている。
 それでも抜ける。
 ショートクロスもあるし、クロスのオープンコートのケアも必要だし。
 第4セットでは、22本のダウンザラインを打っている。
 これはN.ジョコビッチのカウンターのクロス、
 コーナー深くに来たボールを見事にダウンザライン に振り返している。

 とは言え、S.バブリンカがベースラインの打ち合いでは1%しか上回っていない。
84/163
 実は差が出たのはネットプレー。
 ネットの出た時の(23/33)70%のポイント獲得率、これが大きい。
N.ジョコビッチは14/24で58%に抑えた。

 J.W.ツォンガ戦でもネットプレーのポイント獲得率は70%を越えている。
 

 R.フェデラー戦でも、あのR.フェデラーをネットプレーで上回っている。
 

 しかもパッシングショットでR.フェデラーのネットプレーを封じ込めている。
 そう今のS.バブリンカ、ただの打つ人ではないのだ。攻守に安定性を見せている。
 これは強い。

 秘かにネットプレーヤーを磨いていた、そんな感じがする。
 ストロークが光輝くが、ネットプレーにも注目。
 これは芝のウィンブルドンでも注目だ。
 と言う事は、S.バブリンカはオールラウンダーになりつつあると言う事だ。

 S.バブリンカのボレー、基本に忠実
 基本的なボレー。トッププレーヤーも含めて、上手なプレーヤーは共通点がある。
 グリップが薄い事。スプリットステップから脚を使ってボレーする。
 
Lcswvo

 ボレーマスターテニス上達のレッスンカード。

 
 N.ジョコビッチが有利な点は、アプローチショットの58%。
 まあ、デフェンシブな戦い方だったから、満を持してネットプレーに出る。
 テレビでもチャンスは一杯あるのにと思ったが、慎重になり過ぎたのだろう。

 N.ジョコビッチはドロップショットが得意な選手。今回の大会でも、楽しむかのように使っていた。
 しかしファイナルセット、プレッシャーから、2回のミスを呼んだ。
 ドロップショットは、勝っている時に使う、プレッシャーでは腕が縮むのだ。
 ドロップショットの使い方  

 錦織圭の次の試合
ドイツのハレ ゲリーウエーバーオープン ATP500 6月15日から


 BNPパリバス エキジビションマッチでウィンブルドンへの直前調整をする。 エキジビションマッチと言っても、トッププレーヤーが集結する。
 良いウォームアップになるだろう。

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コメント

S.バブリンカのダウンザライン、圧巻でしたね。

投稿: まっちゃん | 2015年6月 9日 (火) 08時53分

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