ナダル 前哨戦の敗因を探る 芝への対応 フットワーク
ナダルの敗因を探る ウィンブルドン前哨戦で初戦負け
このところ、ナダルの調子が上がらない。
大得意だった、クレーコートのロランギャロス。 N.ジョコビッチにストレート負け。
その後、芝の試合で優勝。これでと思ったが。
人気者だけに、復調して欲しい。
ナダルの敗因をビデオで調べてみた。
イギリス Aegon ウィンブルドンの前哨戦で有名なところ。
錦織圭が、2008年ここで初めてナダルと当って、1セットを取り、
「Keiは必ず、トッㇷ゚10になれるよ」、と太鼓判を押した会場だ。
若いでしょう。
R.ナダル × 3-6 7-6(6) 4-6 ◎ A.ドルゴポロフ
A.ドルゴポロフ 16本サービスエース
1stサ-ビスポイント獲得率 77%
3/7 1/4 ブレークポイントコンバージョンでもチャンスは少なかった。
しかし第3セット、R.ナダルは4-2でリードしていた。
これは、ナダルのペース。
しかし審判から、サービスの時間制限でコーションをもらう。
ここからタイミングがおかしくなった。
Nadalの敗因。理由は4つある。
1:A.ドルゴポロフの好調さ、特にサービス
2:安全策でフォアに回り込む回数が減った。
3:フットワークが不安定。
4:サービスのルーティーンが長かった。
1:A.ドルゴポロフのリズムが良かったこと。特にサービスが好調だった。
これは本人が、「R.ナダルの試合展開にならない様に、ペース配分を考えたのだ」と、語っていた。
もしもナダルと対戦したら、コーチのあなたは選手にどんなアドバイスをしますか?
実はこれがまさにぴったりカンカンのアドバイスでした。
2:得意のフォアの回り込が少なかった。特に第1セット。
得意の
フォアに回り込む
回数が、
それほど多くなかった。
フォアに回り込むと
オープンコートが出来、
走り込まなくては
ならないので
避けたのだろう。
リスクを避けたのだろう。
ナダルのスライスも良いショットではあるけれど、フォアに回り込む時の方がはるかに迫力がある。
感じに思えた。
例えば、このシーン、
大きくフォアを空けて、
オープンコートを
相手に見せる。
餌をまいているのだ。
A.ドルゴポロフは
大きく空いた、
フォアにアプ
を打って、
前に詰める。
ナダルは読み通りなので、フォアに走り込み、得意なはずのダウンザラインを打つ。
しかし、足場が安定せず、ミスショットとなる。大きくサイドアウト、ネットが多かった。
「こんなはずでは?」と首をかしげる場面が多かった。
A.ドルゴポロフのワイドサービスに振られて、次に、オープンコートへのウィナーを打たれるケースも、多かった。
これも普段はもっと少ない。
しかしナダルは、4年前はウィンブルドン20連勝の記録を持っている。
この時は、自信満々のプレーだった。これを思い出して欲しい。
4:サービスのルーティーンが長過ぎた。
サービスの時間制限は20秒。
ナダルは、ルーティーンでする事が多い ので、時間ぎりぎりになる。
N.ジョコビッチもボールを多く突くのでコーションが多い。
リラックスから集中力を増すためのルーティーンがあだとなってしまう。
さあ、ウィンブルドンまでもう少し、
R.ナダルは練習を積んで、ウィンブルドンに立ち向かうだろう。
ナダルが立派だと思うのは、責任転嫁をしない事。A.ドルゴポロフが良いプレーヤー―をした。
芝ではそれも起こり得る、
レッスンマニュアル、冊子版はB5ルーズリーフ2冊、290ページ。ラケッティング動画で紹介。
レッスンマニュアル ドリル選270 冊子版
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「ゲイブ・ハラミロの「Making Champions 4&5」(サービス&リターン)」
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コメント
こんばんは。ナダル若いですね。
投稿: ナダルっ子 | 2015年6月20日 (土) 20時35分