錦織のリターン シリッチのサービスをブロック 好勝負
気持ちの良い試合 錦織vsシリッチ サービス対リターン 盾と矛。
秋の気持ちの良い青空の下、有明で激戦が展開されている。
スポーツの秋。
サッカー、日本シリアに勝ちました。素晴らしい3ゴール。
前半、0-0 ,均衡を破ったのは。まさに錦織vsシリッチ戦の展開と同じでした。
力と力のぶつかり合い。
シリッチも語っていましたが、試合の流れは小さなミスの積み重ねで変わると。
序盤、流れは明らかにM.シリッチ。得意のサービス力で展開を作る。
流れが変わったのは、中盤、終わってみれば中盤だが、
実況を見れば、ほぼM.シリッチにゲームが行きかけた時。
ここから錦織圭が粘って、ミスを誘う。
錦織、粘りに粘りました。
第1セット、1stサ-ビスの確率が45%コリッチ戦 の様な、重苦しい展開。
ラリー戦になると錦織圭が有利となるが、
サービスエースが唸ってくる。合計23本。
錦織圭も読むが、逆を突かれる。
9度も対戦しているので、M.シリッチも読んでくる。
錦織圭、M.シリッチ戦予想。
しかししっかり読み切ったボールは、ウィナーをとる。
これが第1セット、第2セットと、少しアウト。
悔しがる錦織圭。
データで見ると、試合全体ではほぼイーブン。
ファーストサーブではM.シリッチ、2ndサービスで錦織圭
リターンでは錦織圭。
試合をはっきり分けたのは、ブレーク数。
第1セット M.シリッチ ウィナー12 アンフォーストエラー 5 安定指数 +7
錦織圭 ウィナー5 アンフォーストエラー 4 安定指数 +1
第セット M.シリッチ ウィナー13 アンフォーストエラー 11 安定指数 +2
錦織圭 ウィナー5 アンフォーストエラー 3 安定指数 +2
錦織圭はたった1回のブレークチャンスを見事に活かした。これが強さだ。
M.シリッチが明らかに攻撃的、錦織圭は耐えに耐えて、アンフォーストエラーを最小限に食い止めている。
凡ミスは、相手にポイントが行くし、気持ち的にマイナスになる。
ダブルで効く。これもボディブローの様にじわじわ効いてくる。
トッププレーヤーは良い。ウィナーで帳消しが出来る。
M.シリッチにはサービスエースがある。
しかし一般プレーヤーでは、アンフォーストエラーでポイントのほとんど が決まる。
第2セットも、ブレークチャンスは迎えるものの、要所でサービスの威力。
これはビッグサーバーが有利だ。
M.シリッチのgood Service。
強烈な矛。
サービスは
テニスの中で
唯一
自分のリズムで
打てるショット。
イメージとしては、
大きな∞スウィング。
やり投げ。
脚部の曲げ伸ばしから
一気にエネルギーを爆発させる。
M.シリッチはそれがスムーズ。
サービスの動きをイメージ しよう。
サービス力アップレッスンカード40枚
迎え撃つ錦織圭、リターンのポジションをいろいろ変えて、M.シリッチを揺さぶる。
錦織圭はビッグサーバーに強い。強い盾だ。 打点は常に前。オープンスタンスだからこそ前。
前に出れば、
攻撃するサイン。
下がれば、
一般プレーヤーでは
守るよ。
でもトッププレーヤーでは、
フットワークと
予測力があるので、
絶対にストロークで叩くよ。
このサイン。
リターンの極意。ビッグサーバーに対してのブロックリターン。
見習いたい、ステパネックのスライス活用法。
大事なのはレディポジション。
錦織圭もコースを予測していてもエースが抜ける。220キロのサービスは0,4秒で来る。
ワイド、センター、ボディの打ち分けはっきりしている。
198㎝の長身だと、ワイドは相当角度がつく。
リターンしても、相当外に追い出される。
錦織圭はそれをリターンで返した。凄い。
錦織圭のリターン。
リターンミスを減らすそして
中級者からの脱出
しかし面白いもので、ゲームの終盤競ってくると、少しずつ、甘くなる。
そこを錦織圭は待っていた。
これが テニスの終盤のメンタル.タフネス だ。
テニスはゾーンの戦い。
日本代表のラグビーと同じ。リーチはゲインNO1。これって凄い。
第1セット、ベースラインに入っていたのは、M.シリッチ。
錦織圭が下げられていた。
これが第2、第3セットと少しずつ、中に入るようになった。
すると、錦織圭が、M.シリッチを振る展開になる。
第3セットは、序盤でブレーク。
そこまで動いていたM.シリッチの足が止まった。錦織圭のフィジカルが上回った。
錦織圭がそこまで丹念に左右に振っていたのが効いてきた。
ボディブローだ。
コートサイドで見ている、M.チャンコーチの指導の成果が上がっている。
その結果 楽天Japanオープン男子シングルス 準決勝
S.ワウリンカ(1) vs. G.ミュラー
錦織圭(2) vs. B.ペール 錦織圭が今年のUSオープンで苦杯の相手、リベンジお願いします。
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