土居美咲　ツアー初優勝　強敵を連破　ルクセンブルグ　日本人トップに: テニススキー徒然草　フィーリング編

2015年10月28日 (水)

土居美咲　ツアー初優勝　強敵を連破　ルクセンブルグ　日本人トップに

土居美咲　ついに優勝　強敵をなぎ倒す　自信につながる
　今年最後の試合で、有終の美、土居美咲。

　女子テニスツアーのBGL・BNPパリバ・ルクセンブルグ・オープンは２５日、シングルス決勝、
　土居美咲がＭ・バーテル（ドイツ）を6-4, 6-7 (7-9), 6-0のフルセットで下し、WTAツアー優勝を飾った。
　自身初の快挙。これは自信になる。
　Ｍ．バーテルは

　身長185㎝。
　土居美咲は
　159cm。
　元23位。
　同大会で、ダブルスも優勝。

土居美咲の良さ。
　俊敏な動きと予測力が強さだ。そしてサースポー。
　サースポーのメリット　

　ストロークのラリー戦で、先に相手を動かすことができた。
　フォアのテイクバックで肩をしっかり入れる。
　このため相手は、

　土居がクロスに
　打つのか、
　ダウンザラインに
　来るのか読めない状態になる。

　最近ダブルスに出ているので、プレーの幅が広がっていると感じる。

　Ａ.ラドバンスカに見るストロークの戦略
　
　

　ルクセンブルグ　ドロー　　
最近は良い試合が一杯あったが、逆転負けでメンタルの弱い面があった。
　大物を破りそうだった。
　2014 ＵＳオープン、Ｖ.アザレンカに逆転負け

　P.クビトバ戦、

　そのＰ.クビトバは今、WTAファイナルに出場。

　USオープンのＢ．ベンチッチ戦。世紀の大逆転負け。
　
　最後の詰めが甘く、守りに入る癖があった。

　その後、全米オープン２回戦敗退後に出場した3大会全てで初戦敗退を喫していた。自信がなくなっていた。

　克服すべきはメンタル、メンタル.タフネスのトレーニングが必要だ。

　この試合、強い相手を次々と破っている。
　速いテンポのストローク戦、ワイド、ダウンザライン、オープンコート攻撃が良く決まった。
　1回戦で初戦で元世界ランク9位のＡ・ペトコビッチを7-5　2-6　7-5のフルセット破ると、
　準々決勝では同1位のＪ・ヤンコビッチ（セルビア）を7-6（4）,6-4で破る金星をあげる快進撃。
　準決勝は余力を残すことができた。

　土居美咲のブログ　喜びの声　

　これでランキング急上昇。前回より32上げて自己最高位の60位に浮上。さらに、日本勢ではトップのランクとなった。

　重要なのはプラス思考　

　試合直前のアドバイス　

　レッスンカードでアドバイスを整理　
　ワンポイントアドバイス、試合に持参、一目でフィーリング。

　土居美咲、J.ヤンコビッチ　ハイライト動画　　

　今大会の１回戦でも、第4シードのＡ・ペトコビッチ（ドイツ）にファイナルセットでは２度のブレークを許したが、　　　崖っぷちから勝利して勢いに乗っていた。

　この日の決勝戦でも、勝敗を決めるファイナルセットの第１ゲームでは、
　自身のサービスゲームで0-40とピンチを迎えたが、それを跳ね除けてバーテルの勢いを止めた。

　目の前にニンジンをセットできるか。

　「第２セットは精神的にも肉体的にも、とてもタフだった。」と土居は語る。
　「勝利目前だったけど、試合を終わらせることが出来なかった。
　鍵になったのは

　ファイナルセットの
　第１ゲームだった。
　0-40にされてしまってから、
　目の前の１ポイントに
　集中するように努めていた。
　そこから自信が
　膨らんでいった。」
　と試合を振り返った。

　シングルス決勝後に行われたダブルス決勝で優勝したバーテルは
　「美咲（土居）は今日の試合も、大会を通しても、本当に良いプレーをしていた。と称賛の声を。
　この試合が自分にとって今シーズンの最後のシングルスだったから、
　やれることは全てやったけど、最後は彼女の方が元気だったし、エネルギーもあった。」
　と土居のプレーを称賛していた。

　バーテルはこれまでツアーで３勝をあげており、世界ランキングでは2013年に23位まで上り詰めている。

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