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2015年10月16日 (金)

錦織 敗因を探るPart2 データ編  上海マスターズ

錦織圭の 敗因を探る データ編 ATPファイナル出場へ向けて
 トッププレーヤーなら誰でも夢見るATPファイナル出場。
 その意味で上海マスターズは非常に重要。
 ポイント1000は、この後パリの一つだけ。
 当落線上の選手、J.W.ツォンガを除いて、早々と負けた。
 プレッシャーが大きいのでしょう。
 テニスはメンタル.タフネスのスポーツと言う事ですね。
 
 注目のATPファイナル。Race to London
 今決定しているのは、1位、N.ジョコビッチ、2位A.マレー、3位、R.フェデラー、4位S.バブリンカまでの4人。 
 5位、R.ナダル、6位T.ベルディフ、7位、錦織圭、8位D.フェレールとしのぎを削っている。
 9位、R.ガスケ、10位、K.アンダーソンは、上海でポイントを上げている。12位のJ.W.ソンガはベスト4に来てポイントを稼いでいる。

 プロ野球も大詰め。
プロ野球 パリーグ 
 ソフトバンク 3-1 ロッテ
 ソフトバンク、圧勝ですね。


  が3勝1敗、
 ヤクルト、王手です。

男子シングルス 準決勝
R.ナダル(8) vs. JW.ツォンガ(16)
ジョコビッチ(1) vs. A.マレー(3)

男子シングルス 準々決勝
●K.アンダーソン(12) vs. ○JW.ツォンガ(16), 6-7, 7-5, 4-6
●S.ワウリンカ(4) vs. ○R.ナダル(8), 2-6, 1-6
○N.ジョコビッチ(1) vs. ●B.トミック, 7-6, 6-1
○A.マレー(3) vs. ●T.ベルディヒ(5), 6-1, 6-3

 試合のデータを出来るだけ集めている、客観的に何故試合に勝てたか、負けたかを集計して、法則化したいから。
 Part1ではデータ化しにくい、メンタル.タフネスについてふれた。
 
 錦織圭はK.アンダーソンに心で負けた。
 錦織圭が負けた時に、良く起こる事。表情に出やすい。
 R.ガスケに勝てない理由もその様な気がする。

 錦織圭の好不調の波  
 トッププレーヤーと言えども人間、好不調の波はある。
 でもN.ジョコビッチ、不調でもそれなりに勝つ。
 それがトッププレーヤーの宿命。錦織圭もBig4の一角に入るであれば、その強さは不可欠。

 あれだけ試合を戦っているトッププレーヤーでも、プレッシャーは必ずかかる
 セットの終盤、4-5、タイブレークではプレッシャーがかかってくるのが良く分かる。
 ましてや一般プレーヤーならなおさらのことだ。
 K.アンダーソン、錦織圭の試合をテレビで見ていたが、
 錦織圭を応援しているせいか、ミスをするとすごく気になる。
 ところがデータを集計してみると、全然雰囲気は異なる。
 ここがデータと見た目の違いの面白いところだ。
 指導者コーチは、冷静に試合を見つめる必要がある。
 その意味でスコアは凄く大事。
 ただカウントの推移ではなくて、アンフォーストエラー、
 ショットの精度をしっかり見極めたい。

Kevinkri
 錦織圭のアンフォーストエラーが多過ぎる。

 草大会であれば、ボールの深さ、相手がどのボールで前に詰めて来るかなど、データ化すると良い。

サービスのデータ
 ファーストサーブの確率、ポイント獲得率も錦織圭が上だが、
 2ndサービスで逆転された。
 裏を返せば、錦織圭がK.アンダーソンの2ndサービスを叩けなかった事。
Kevinkeiserstats


リターンゲーム 錦織圭得意のリターンゲーム。
 見たかった錦織圭の弾丸リターン
Kevinkeirestats


 

 ここでK.アンダーソンが上回っている。
 リターンの成績では、錦織圭は10位以内、K.アンダーソンは50位台。
 考えようによっては、K.アンダーソンのサービスが良く、
 錦織圭のサービスが甘かったことになる。

 最近の錦織圭の試合、乱打戦が多い。ストローク、バックハンドも得意なのだが、
 相手は少しずつ、錦織圭の速いテンポに慣れてきている。

 B.ペール、K.アンダーソンも錦織圭の打ち機をそらせるムーンボールの使い方が上手かった。
 
 攻め込まれた時に、時間稼ぎに使う。左右の遠く振られた時にトスをしっかり効かせて返す。
 センターに深く。そうしないと、角度をつけて叩きこまれるから。


 実はこの敗戦、前兆が、その前の試合、キリオス戦 
 

 楽天B.ペール戦  
 USオープンのB.ペール戦、に見える。

 攻撃合戦、打ち合いが得意な様に見えるが、
 ミスを少なくして、最後に抜く、これが錦織圭のスタイルだと思うのだが。

 試合中のひらめき、奇想天外なショットが減って来た。
 打ち合いのラリーが増えている事で分かる。

 相手に攻撃パターンを読まれて、カウンターを食らうことが多い。
 その原因は、サービス、リターンのコントロールの甘さ。
 ウィナー狙いのショットの精度が落ちている。
 コーナー狙いのショットが甘く入る。ミスを恐れているのだろうけれど。
 リターン力は30-40%の世界。
 しかしサービス力は、80%の世界。ここを下げると試合は厳しくなる。

 錦織圭は最近サービス力は良くなっているが、

 基本はデフェンス力の選手
 K.アンダーソンに、強く出られて、プレッシャーをかけれなかった。

 K.アンダーソンのサービスが好調なのは仕方がない。
 リターンの名手、S.バブリンカを破っている
 

 バックハンドの打ち合いでも、フォアに回り込まれてショートクロスの逆クロスを決められていた。
 一方、錦織圭のショットは、ミスが目立った。

 錦織圭、ATPファイナルに向けて、今年の試合も終盤。
 大きな修正点は、無いはず。冷静に自分を見つめ直して、まず休養をとろう。
 気持ちの持ち方が大きい。
 USオープンの時の様に、敗戦を引きずらない方が良い。

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 負けた試合から得ることは多い

本日の御教訓 敗戦の後
 試合分析、整理
 1:敗因を見つけ出す
 2:対策を考える
 3:次の試合に間に合う方法で
Saykei

 テニス、試合前に、Plan → Do → Check → Actを考える事は重要だ。


 上海マスターズ。シードで敗れたのは、
 R.フェデラー、予選上がりのラモスビノラスにまさかの敗戦
 
 そして第6シードの錦織圭。 
 第7シードのD.フェレールもB.トミックに敗れた。
 このところD.フェレール、精彩がない。錦織圭同様、ATPファイナルの当落線上にいる。
 R.ガスケも敗れた。それだけプレッシャーが大きいのだろう。

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  試合のスタッツを見た方はATPのサイトから入ろう、上海マスターズのサイトは見にくい。偏見がある。

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 トッププレーヤーは全員集結します。サイトは整理されておらず、見にくいです。
 ATPのサイトから入りましょう。

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最後まで読んでいただいて、有り難うございました。

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コメント

おはようございます。へえ、得意のリターンでK.アンダーソンに攻められていたんですね。

投稿: 万年中級者 | 2015年10月17日 (土) 07時43分

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