ジョコビッチ 完璧な強さ ラオニッチのサービス力粉砕 インディアンウエールズ2016決勝
インディアンウエールズ決勝 快晴の中、試合が始まった。
圧倒的なサービス力を誇る、M.ラオニッチを。
総合力の王者、N.ジョコビッチがどのように合わせて、展開するかと思っていた。
最初の4ゲーム位は、M.ラオニッチのサービスのコースを見定めて、様子見をするのではないか、
そのように思っていた。
僕の予想。速攻でなければM.ラオニッチに勝機はないと。
でも速攻もラリー戦も、N.ジョコビッチの圧倒。
N.ジョコビッチが三球目を支配していました。
インディアンウエールズ シード
N.ジョコビッチ◎ 6-2 6-0 × M.ラオニッチ
これでN.ジョコビッチはこの大会3連覇、通算5勝。マスターズ27勝で、トップタイ。
あと一つの優勝で、ゴールデンマスターズ。
M.ラオニッチもマスターズのファイナルに3回出場。
マスターズ以上の試合では、ほとんどがビッグ4が勝っている。
錦織圭もチャレンジ中だが、M.ラオニッチが一歩リードした感じ。
試合のスタッツを見よう
サービスのスタッツ。
試合を大きく作用した点 3点ある
1:ブレークポイント
何と決勝で、M.ラオニッチにブレークチャンスを一本も与えなかった。
2:安定指数 ウィナーからアンフォーストエラーを引いた数字
N.ジョコビッチはプラス11。M.ラオニッチはマイナス9。
特に光ったのがアンフォーストエラーがたったの4。
ほとんどミスをしていないと言う事だ。
ミスが超少ないN.ジョコビッチ
たったの1回は記録ではないか?
超多い時は100の時もあった。
3:M.ラオニッチの2ndサービスを叩いて、N.ジョコビッチは90%のポイント獲得率。
トッププレーヤーと言えども、普通はせいぜい良くて60%。
これはM.ラオニッチの1stサ-ビスに大きなプレッシャーを与える事が出来る。
ところが、N.ジョコビッチは、M.ラオニッチの強力サービスのコースを読み、反応も間に合う。
しかもポイント獲得率の高いM.ラオニッチの2ndサービスを一気に攻略、
なんと20%台に抑えるのだから。
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試合を左右するデータ 基本
錦織圭は、データ的に奇跡でJ.イズナーに勝つ
M.ラオニッチの攻撃力、最近鋭さを増している、フォアに回り込むからのダウンザライン、ショートクロス。
これにもN.ジョコビッチは全く慌てない。
先の予測で書いたように、むしろ、M.ラオニッチのフォアの回り込みを待って、ダウンザラインを打たせて、
オープンコートにウィナーをカウンターで打っていた。
逆にN.ジョコビッチは、無理してフォアに回り込まず、相手に打たせてのカウンターを有効に打っていた。
まさにN.ジョコビッチのための試合だった。
しかし、M.ラオニッチのすばらしさ、自分の良さを活かしてしっかり打ち抜いていた。
N.ジョコビッチのボールが深く、伸びていたので、少しずつ、アウト。
ここを修正で来たら、さらに上に上がるだろう。
試合でも、確かにN.ジョコビッチが強過ぎて、自分の思う様にさせてはくれなかったけれど、
自分の練習方針は間違っていない。このまま練習を続ければ大丈夫と、胸を張っていた。
M.ラオニッチの急成長が見られる中、N.ジョコビッチがどの様に展開するかが注目。
しかし、M.ラオニッチがいきなりサービスゲームをブレークされる。
普通ならM.ラオニッチの1stサ-ビス、220キロのサービス、動けないレシーバーがほとんど。
しかしN.ジョコビッチは反応して、返す。
しかも深い、速い。M.ラオニッチが準備する余裕がない。
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次は錦織圭得意のマイアミ、マスターズ
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コメント
N.ジョコビッチ、強いですね。けた外れ。
ナダル戦で分かりました。
投稿: 万年中級者 | 2016年3月21日 (月) 16時11分