ダブルス強化書 陣形の基本を スペシャリストの動きから
ダブルス 上達法、こうすれば強くなる
上海オープン、R.フェデラー、R.ナダルが出場している。
ダブルスも面白い。
ダブルスの上位ペア、どこかで見たような名前が。
そう、
楽天オープンで、マクラクラン勉、内山靖崇ペアに苦杯を飲まされたペア。
J.マレー、B.ソアレス組
今年のUSオープンの優勝ペア。J.ロジェール/ H.テカウ組、
S・ゴンザレス/ J・ペラルタ組 ベスト4決めまで上がっている。
世界ランキング2位のKontinen, Peers組が、このペア、ダブルスのスペシャリスト。
去年から一気に強くなった。
M.グラノラー、I.ドディグ組と対戦。
面白い展開となった。
この4人、ダブルスの戦略は何でも出来る、
1ポイント毎に戦術を練って、フォーメーションをとって来る。
だからダブルスは面白い。
この試合から、ダブルスの面白い場面を抽出してみた。
ダブルス上達チェックシート
ダブルスのいろいろな場面を取り出して、
それぞれ何を考えるか、チェックして欲しい。
この時にサービス側、レシーブ側の二人の考え方が同じだと、
ダブルスはスムーズに行く。
これが正しいと言う考え方は、ペアの力量、フォーメーションによるが、
大事なのは共通意識を持つことだ。
最初のサービスの時、4人が何を考えるかです。
サービス側、リターン側で共通意識を持てる事。
ダブルスの共通意識。
さあ、場面設定で行きましょう。
場面1;サービス、レシーブの陣形
相手サーバー、結構良いサービスを打ちます。
そこでリターン側の前衛、下がります。
後衛陣ですね。
後衛陣のメリットは何でしょうか?
一般プレーヤーの方も、是非後衛陣使ってみてください。
新しい可能性が見えますよ。
サービス時の、4人のプレーヤーの、視線も注意してください。
ダブルス、誰を見るか?
ダブルスでは相手が2人います。
ボールをいつも見るのですが、周辺視野では、
二人のプレーヤーのポジションを常にチェックすることが重要です。
まず見る必要があるのは、自分にとって一番危険な相手です。
サーバーは相手二人のポジションを確認。
リターナーがフォアの回り込みするか、可能性を見ておきます。
リターナー、サービスのコース、球種を予測します。
サービス側の前衛、ポーチの可能性も頭に入れますよ。
サービス側前衛、チャンスボールは決める。上のケアも。
リターン側前衛、相手のポーチに備えます。
ここが一番狙われ易いですから。
場面2:良いファーストサーブ、同時にサーブ&ボレーです。
相手は速攻ですね。
さあリターナーは何を選択しますか?
リターナーの選択。
クロスの
リターン、
強打できれば
最高。
ストレートアタック、
ロブ、
決めて
おきましょう。
フォアに
来たら逆襲、
バックは
守るでも可。
大事なのは
ペアで
共通意識を持つ事。
この時のリターン側の後衛、
どんな対処が必要でしょうか?
まずは、相手、前衛のポーチケアですね。
ポーチが無くても、サーブ&ボレーで並行陣。
少し下がって、守りの準備も必要です。
ところが、ここで二つの意外なケースが。
サーブ&ボレーではリターナーの角度を付けさせないために、
センターが多いものです。それがワイドに。しかも甘いですね。
もう一つ、リターナーがロブを選んだことです。
フォアのリターンですからいろいろ攻めれるのに。
サーバーの考えの裏をと思ったのかもしれません。
意表をついて,リターナーはなんとロブを打ちました。
サービスは強くても、リターナーもフォアです。
余りないケースで、意外ですね。
バックに来たサービスはロブも多くなりますが。
リターンでロブの選択。
しかもこのリターントップスピンがかかって、強烈。
場面3;この時リターン側のプレーヤー、どうしますか?
ロブが抜けると判断した、リターナーは前に詰めます。
リターン側の後衛も、それを見て前に。
サービス側は、前衛はロブをとれないのでサイドチェンジ。
サーブ&ボレーに来ていたサーバーがポジションを入れ替えてロブをカットします。
ボレーで相手の足元に、返します。
ここからはトッププレーヤーのダブルス。
動画を見て頂きたいのですが、
コンチネンが難しいボレーをロブ、ロブボレー、最高難度の技です。
このロブボレーがいい。リターンダッシュで詰めた前衛の頭上を見事に抜き返しました。
両ペアが戦後左右に動きます。
最高のダブルス。ダブルスは陣形勝負なんですね。
ここで一気に前衛陣対決になりました。
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コメント
ダブルスにはまっています。作戦、戦術、戦略の差は何ですか?
投稿: テニス参謀 | 2017年10月16日 (月) 05時29分