ナダルに健闘 ダニエル,太郎の試合をデータで振り返る 見どころ満載
ナダル 堅実に勝ち上がり USオープン2017,2回戦
大健闘のダニエル,太郎。
しかも王者、R.ナダルから最初のセットを奪い、
慌てさせた。
遅ればせながら、
R.ナダルとダニエル,太郎の試合を書きたいと思ったのは、
ナダルの謙虚な言葉。
これは、一般プレーヤーにも知ってもらいたいと思った。
テニスに対する考え方がいいですね。
「出だしは緊張があった。
第1セットを取られてリードを許すとプレッシャーの中でプレーしなければならなくなる。
第2セットもタフなスタートだったが、
挽回できて嬉しい。
最後の2セットはかなりプレーのレベルを上げられた。
それは今後のことを考えても大切なことだと思う」と、ナダル。
ダニエル,太郎に対して、ミスを犯して流れに乗れなかったナダルは
第1セットを落として追う展開となるが、
その後は強烈なフォアハンドのウィナーを決めるなどで徐々にペースを掴み、
の逆転で勝利した。試合時間は2時間53分。
試合については
「フォアハンドのダウンザラインはとても重要。
でもそれ以外にも重要なショットはもっとあるはず。
今日はスクリーンに映し出された分析で、
40本のウィナーを記録していた。
それは悪くはない。
でも35本のイージーミスを犯していた。
それは自分としてとても悪い。
そこを直さなくてはならない」と分析し、
今後の課題を話していた。
R.ナダル◎ 4-6,6-3,6-2,6-3 ×ダニエル,太郎
スコアの上下にある数字、
ブレーク数、チャンスを比較している。
試合の決め手だ。
※1 普通は70%以上。※2普通は多くない ※普通は少ない
※4 この効率の良さが、R.ナダルの強さ。
※5 普段はもっと少ない。 ※6この半分以下
※7 R.ナダルに対してこの数字は立派
スラムトラッカーから得たデータを紐解いてみよう。
テニスが見える。
スラムトラッカーの指摘。鋭いですね。
R.ナダル 1セットを落とした理由。
1stサ-ビスのポイント獲得率が低かったこと。
ダニエル,太郎に必要だった点
1stサ-ビスは72%以上のポイント獲得率で
ドロップショットはもっと浅く。ネットから14.5フィートまで
2ndサービスの弾みを大きく。4.9フィート以上
R.ナダルの2ndサービス、良くキックする。
まず試合時間。
R.ナダルの試合時間は長い。
ゲーム数35ゲーム。所用時間は173分。
1ゲーム当たりの経過時間は6分弱。
R.フェデラーの試合は4分。
ラリー戦で、少しずつ相手を追い込んでいくからだ。
それに加えて、ダニエル,太郎のラリー好き。
1ポイント当たりの時間も長い。
凡ミスが少なく、良くラリーがつながる。
それは二人の1ポイント当たりの走行距離を見ればわかる。
二人とも、3キロ以上走っている。
しかも全力。
1ポイントの距離も長い。
普通は10メートル前後。
杉田祐一の試合から。
リターンミスが非常に少ない。
ナダルのリターン、アンフォーストエラーは0.
ダニエル,太郎もたったの2. これは凄い。
勝負を分けたのは安定指数、プレースタイルの違いが分かる。
テニスは確率のスポーツ
アンフォーストエラーがR.ナダルに多かった。
しかしそこからきっちり調整するのがR.ナダル。
二人とも、ベースライン後方が得意の居場所。
スペイン育ち、クレーコーター。特徴だ。
R.ナダルがフォアに回り込んだ 時に、試合は動く。
まず決めに入る。
しっかり肩を入れて構えるので、相手は動けない。
相手がレディポジションに戻っていなければ、オープンコートのダウンザライン。
戻る気配を見せれば、逆を突いて、深いクロス。
そして圧巻が逆クロスのショートクロス。
これはナダルの得意技だ。
左右に振られた時は、ポール回しもあるから、
R.ナダルと対戦するプレーヤーは気が抜けない。
R.ナダル ダニエル,太郎 ハイライト動画
今日は、長くなりました。お付き合い有り難うございました。
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